振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

オランダの小便器が高いのは

2017-12-12 15:05:55 | 旅行
家内と二人でオランダ・ベルギーのツアーに参加してきた。いきなりの話題がシモの話で恐縮だが男子用トイレの小便器のことだ。



特長が二つあり、一つは便器がコンパクトであることだ。製作に必要な原材料は日本によくある便器の1/3で済みそうだ。日本でも昔はアサガオ型のコンパクトなものもあったが最近はあまり見かけなくなった。床まである縦長の便器が主流だ。

これはオランダ人の節約志向、良く言えば合理主義、悪く言えばケチな性格が現れているように思う。

もう一つの特長はコンパクトなアサガオが身長の高いオランダ人に合わせて高い位置に設置されている。身長176cmの私の場合、サオの位置があと10cm低いと便器にサオが接触してしまう。

日本だと下に向けて放水する感じだがそうするとサオが便器に触れるような感じがするためここでは水平に放水するようになる。おまけに水平撃ちだと跳ね返りがまともに来るようで思い切り放水ができない。まあ、最近は勢いが衰えているので心配するほどではないが。

日本の便器なら子供でも使えるがここのヤツでは子供どころか身長の低い人には無理だ。ツアーの同行者の中にもあきらめて個室に入る人がいた。

調べてみるとオランダ男子の平均身長は184cmで世界一だとかでこの200年間で伸びたとある。となると古い建築物も多く残っているがそこのトイレはどうなっているんだろう。

同じヨーロッパでもフランスやイタリア、スペインなどのラテン系の人々はオランダ人よりは小柄だ。無論、日本人よりは背が高いがやはりオランダに来ると便器には違和感がありそうだ。

歴史的にオランダをイジメてきたフランスやスペインに対して意地悪をしているのかも知れない。

魯迅公園から日本人租界、横浜橋へ

2017-12-01 06:29:42 | 旅行

現代中国の代表的文学者と言えば魯迅をおいて他にはないと思う。封建的で儒教文化に染まっていた20世紀初頭までの中国社会を転換させるために行った文芸活動は今なお評価が高いと思う。


広い魯迅公園の中では多くの市民がグループを作ってダンスや歌に興じたり、トランプなどをしている。以前は太極拳が多かったそうだが今は各種のダンスなどが主流だそうだ。

ツアーでは魯迅記念館に入館する予定だったが館内が電気工事とかで臨時休館になっていた。その代案としてガイド氏は会社と連絡をとって日本人租界跡(正確には共同租界の日本人居留地区跡)の見学を急遽組んでくれた。


メインの道路沿いはモダンな洋館が補修され、雑貨飲食などの店舗として利用されている。神戸や横浜の外国人街にちょっと似通った雰囲気だ。


少し裏通りの居住区にも当時の住宅がそのまま並んでいる。日本の敗戦後は中国人の住宅として割り当てられたようだが現在では出稼ぎに上海に来た人に貸して持ち主は別の場所に住居を移しているようだ。

この場所が将来的に再開発がされた場合は持ち主には多額の補償金が支給されるようでそれを待っているそうだ。持ち主と言っても中国の場合は所有権ではなくて居住権があるだけだが。



ガイド氏が次に案内してくれたのは名前に日本の地名が使われたと言う横浜橋だ。昔あった場所に記念として木製の橋が架けられているが現在は更に2百メートル先に横浜橋があるようだ。

しかしながら名前の由来をネットで調べてみると日本の横浜との関連はなく、浜(運河)の横にあるためらしい。