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振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

標高1350メートルの四国カルストと石灰石の露天掘り

2020-11-28 13:41:30 | 旅行
もう少し時間があれば梼原の町を歩き回ってみたいが、先を急いで四国カルストに向かった。

梼原は雲の上の町と呼んでいるが、宿のあった場所が標高で言うと410メートルなので、さほど高くはない。但し前日入った温泉の場所は510メートルなので、少し移動するだけで高低差は大きい。

車で向かった先の四国カルストは高知県と愛媛県の県境の、四国山地の尾根になるような場所にあり、梼原からだと千メートルも高度差がある。途中からはクネクネと曲がった狭い坂道が続き、下ってきた大型のミキサー車に出くわした時は一瞬ドキッとしたが、ミキサー車がすぐにバックをしてくれて離合できたのでほっとした。





キャンプをしているグループがいたが、ホテルは前週末で冬季休業に入ったようで、自販機の中身の回収作業をしていた。天気は素晴らしく良いのに、放牧されていたはずの牛も全く見えず、風力発電の羽根だけがゆっくりと回っていた。



郷里の山口県にある秋吉台とどうしても比較をしてしまうが、先に秋吉台を見ているとやはり物足りないのは仕方ない。鍾乳洞も無いが、未発見のままで存在していることはないだろうか。



カルスト学習館のスタッフの方に聞いたが、このカルスト台地も元々は木々に覆われていたとか。牧草地にすることで石灰岩の見える景色なっているようだ。


今回の旅では梼原の木の文化を発見して、大きな成果になったが、来るまでは四国カルストに関心を抱いていた。と言うのは、1年前に大阪からベトナムに向かう飛行機から四国上空で見た景色がきっかけになっている。







10月なので積雪があるはずもなく、そうとうな広さで真っ白く見えるのは何だろうとカメラを構えた。後でグーグルマップの衛星写真を探して、石灰石の露天掘り採掘場だと判明。

そう言えば四国カルストもあるので、なるほどと思ったのだが、今回は梼原まできたので四国カルストにも立ち寄ろうと決めた。採掘場までは直線距離は僅かのはずだが道はない。迂回すると2時間近くかかるようなので採掘場に行くのははあきらめた。