振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

バイクのユーザー車検を受けたが見事に不合格(2)

2017-10-28 10:47:31 | 日記
ヘッドライトの光量が基準(15000カンデラ)の半分にも満たないことを改善しないと車検に合格できないことがわかった。実は昨年このバイクを友人から購入した後に社外品の新品ヘッドライトに交換している。以前のやつは同じく社外品だが一応前回の車検にはパスしている。

旧に戻すのも一案だと思い仕舞っておいたヘッドライトを取り出してみたが口径が小さく反射鏡の輝きは衰えていて、とても基準の光量を満たすようには思えない。他県の車検場とは言えこんなのでパスできたなんて不思議だ。

ネットでいろいろと調べてみると光量不足の原因としてバルブ(電球)やバッテリーの劣化と共に配線やスイッチ類の劣化もあげられていてバッテリーとヘッドライトを直結することで光量がUPするらしい。また、そのための配線キットも「ヘッドライトブースター」などの名称で各種販売されているようだ。

早速二輪用品販売店までバイクを走らせて店のスタッフに尋ねると配線キットがあった。
スタッフにスティードのバルブも見てもらうと少し青色の入ったバルブだったが透明に代えた方が方が良いとのことで併せて購入した。計9500円也。


自宅に戻ってからすぐに取り付け作業に入ったので現物のキットを写真に撮るのを忘れた。下は付属の取り付け図だが、バッテリーからヘッドライトにバイパスを通すようなイメージだ。


キットの一方はバッテリーの端子にそのまま接続してリレーとヒューズは工具入れの空きスペースに納まった。


配線は車体左側だと燃料コックなどと干渉するので車体右側にまわしてタンクとエアークリーナーの間を通した。タンクを外してタンク下に配線したい所だが今回は取りあえずで済ませた。キットの全長は1800cmあり、私のスティードでは30cmくらい余裕があったため、その分はシート下に収めた。



ヘッドライトの後部にカプラーが増えたので見苦しいがハンドル操作に干渉しなければ良しとしよう。いずれは防水のためにも対策が必要だろう。




作業が終わったころには薄暮になっていてエンジンをかけてみると格段に明るくなっていた。たぶん、これなら車検も大丈夫だろう。


バイク用品店のスタッフの話では店で受け付けたバイク車検は認証工場ではないため車検場に持ち込んでいるようだ。その際に旧年式でヘッドライトの光量に不安のあるバイクの場合はこの配線キットを持参し、不合格の場合は車検場で配線をセットして再車検に臨んでいるようだ。なるほど。

台風が近づいていて明日から雨模様なので台風が去ったら車検場に行ってリベンジしよう。