の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

チャイヤプームの織物 1

2022年10月12日 | 織物
タイの道路を走らせていると伝統工芸品を生産している集落を示す道路標識によく出会います。
チャイヤプーム市街から国道225号線を西へ15km行くとバーン・クワーオ村の表示に出会います。よく走行する道路で、いつもは横目で道路標識を見ながら通過するのですが、この日は早朝で時間もあり寄ることにしました。
取りあえず村内のシルク販売店に寄り情報収集です。
イサーンは地域毎に特色のあるマットミー(絹絣)が生産されています。




メー・トン・スックシルク店です。


展示室もあります










訪問記念に天然染料を用いたマットミー2点を購入しました。女店主(トン・スック氏)からは購入した生地をもっての記念撮影を求められました。

女店主に生産している所を見学したいと申し入れると、店員に案内するよう言いつけてくれます。
店員のバイクに先導され狭い路地を入った一軒に到着、来訪の説明をしてくれます。






カイコです









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カイコの幼虫と繭から糸を取り出しているのは同じチャイヤプームですが少し北に位置した農村です。
この農家は農閑期に絹糸の生産をしているようです。(生産工程が分るように補足しました)









糸を取り除いた蛹はイサーンの大切なタンパク源です。彼女は蛹を囓りながらの作業中です。小生にも奨められましたが、遠慮しました。

次の写真はスリンで撮した、糸を括る作業です。
細かい、神経と根気のいる作業です。










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バーン・クワーオ村の訪問先に戻ります。







背後の壁にたくさんの賞状や表彰楯が置かれています






水色の紐で括っていますが、臙脂色は先染め、白色は未だ染めていません


染め上がった糸です。4色入っています


天然染料の素材です


甕に入った染料です








隣家も機織り中でした