の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

ナーン、プレーからピチット、ナコーン・サワンへ

2013年11月01日 | プレー
■4月20日(土曜日)です。ここまで1180kmを走行しています。ナーンからバンコクまでは幹線道路の最短距離で687kmです。午前8時半、一路バンコクを目指して出発です。

ナーンの南20kmほどのウィアン・サの水田です。乾期ですが稲穂が良く実っています。ウィアン・サを過ぎるとロン・クワンまでの60kmを道路は山の中へ入って行きます。

国道101号線を南下、プレー市街の手前十数キロに「ペー・ムアン・ピー・森林公園」へ行く横道、国道1134号線があります。約15kmそれるだけなので寄ることにします。

午前10時半到着です。「ぺー」とは木立、「ムアン・ピー」は隔離されて寂寥な様子で、浸食によって砂粒と風化石英の粘土が固化した部分が残って林立している奇観の地です。



高さは5m程あって、巨大キノコのようにも見えます。広さは0.8平方キロに林立しています。









公園前の売店です。ミアンを貰った所です。
1時間ほど散策して、午前11時30分スタートです。

***************


プレーを過ぎ、デン・チャイ交差点で左折、国道11号線へ入ります。ウッタラデットまで40km、さらにピサヌロークまで100kmの間は延々と続く下り坂です。

ウタラデットを越えました。ここからは直線道路の下り坂となります。

満載のバナナを運搬しています。

***************

■ピサヌロークを抜けて国道117号線を40km南進し国道115号線で左折、20kmでピチットの市街です。ピチットで宿泊しようと市街を走るのですが、行き交う車も稀で、夕暮れにはまだ早いけれど市場の前にもほとんど人影がないという状態です。ホテルも怪しげで、夜中には幽霊でも出そうな雰囲気です。
市街の少し南にある遺跡に立ち寄り、100kmほど南のナコーン・サワンまで移動することにしました。ナコーン・サワンはバンコクの北、240kmにある都市です。

午後3時50分に「ムアン・カオ歴史公園」につきました。この地に都市国家が出来たのは1058年「プラヤー・コータボンテーラワラート」の建設によるとされています。当初はスコータイの覇権下になり、アユタヤが勢力を拡大するとアユタヤの覇権下となり、ビルマの進出によって破棄された中世都市です。
公園内はあまり整備もされておらず、樹木が鬱蒼と茂っています。都城壁や環濠の一部、荒廃した寺院などの基壇が残っています。

「ワット・マハタート」です。発掘整備されています。手前は「ウィハン・カオ・ホーン」と呼ばれる礼拝堂で九つの部屋があります。

仏塔にはかっていくつかの石碑が嵌められていたそうですが、その後盗難にあって、今はありません。

仏塔の奥には本堂の基壇と聖域を示す二重ねの結界石が残っています。



寺院横の池の淵にワニを退治する像があります。

ワニ退治の傍らに小さな横穴があって、下半身は砂に埋まった仏様が祀られていました。祠の前には禅定印のワニが守護しています。

ピチットはナーン川とヨム川が南北に流れ、水利が良く、稲作、果樹栽培、淡水漁業、魚の養殖が盛んです。また、豊富な淡水を利用したワニの養殖も盛んで、ピチットのマスコットはワニです。国道117号線沿いの稲刈りをするワニの夫婦です。