今日の美術展 [平成二十年五月十三日]

今日もしょっぱい天気でしたね。寒さとひどい陽気で遠出する気にはなれず、近場の美術展へ一軒行って来ました。しかしながら、まだ梅雨にも入っていないのに季節はずれの台風接近、確実に地球はおかしくなってます。

中西夏之 新作展 絵画の鎖・光の森　於: 渋谷区立松濤美術館
1950年代末より様々な芸術表現をして来た現代アート作家、中西夏之氏の新作展です。現代アートですから、まぁ、作品の真意は作者のみぞ知る訳ですが、見た瞬間、とてもきれいだなぁ、と思いました。また自分には何かが写り込んだ水面の様に見えました。そして、それは見方によっては様々なものに見えると思います。白・灰・紫・黄と言う少ない色数で構成された画面を見ていると浮遊感を感じ、不思議な感覚を覚えましたね。とても興味深かったのが、ドローイングの数々でフリー・ペインティングとも思える様な大きな作品がしっかりと下図により構築されて描かれていることでした。中西夏之氏もそうですが、現代アートとは言っても経て来ている方々の作品や活動には、何処かグッと来るものがあります。やはり人間の経験値は素晴らしくて凄いものだと言えるでしょう。自分も良い経験値を重ねたいものです。

↓ 渋谷区立松濤美術館 ↓
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/museum/