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ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十年五月二日]

2008年05月02日 | fine arts
すっきりしない天気、原チャリ移動が出来ず予定が狂ってしまって困りますね。今日も彼方此方と廻ったのにも拘らず、写真無しであしからず。

青木敏郎展 於: 日本橋三越本店本館6階特選画廊
オランダ絵画の古典技法に基づいた写実・細密画家の青木敏郎氏による作品展です。青木敏郎氏の絵画は今までも其処此処で見ておりますが、その徹底した写実ぶりはいつも目を奪われます。特に静物に於ける描かれたものの質感は凄いと思います。あと描かれているモチーフが変わっているのが興味深く、花・果実・古書・貝殻・化石・食器など、元々それ自体に存在感が強いものが用いられ、その上、青木氏の写実力により、より一層、それ等に力が宿っている様に感じますね。特にイチヂクを描いた様などは美しさを通り越してエグいほどです。とても惹き付けられる素晴らしい作品の数々でした。

中村康平 楽茶碗展 2008 於: 日本橋三越本店本館6階美術サロン
楽茶碗を研究し、初代長次郎氏の黒楽茶碗を再現させた中村康平氏による作品展です。まさに長次郎氏作の楽茶碗と見紛うばかり、良い佇まいの作品ばかりでした。ここにも、ひとつのことを追求して成し得た匠の技がありますね。特に中村氏が複製・開発した黒いカセ釉が施された茶碗は趣と迫力があって素晴らしい品でした。

↓ 日本橋三越本店 ↓
http://www.mitsukoshi.co.jp/shop?EcLogicName=storeinfo.storetopInfo&tenpoCd=10

中右コレクション 四大浮世絵師展 - 写楽・歌麿・北斎・広重 於: 大丸ミュージアム・東京
昨今、人気の浮世絵ですが、この展示は神戸の浮世絵蒐集家・中右瑛氏の所蔵品から浮世絵の絶頂期に活躍した東洲斎写楽氏、喜多川歌麿氏、葛飾北斎氏、歌川広重氏、四大浮世絵師の名作の数々を全170点紹介しています。いやぁ~、とても見応えのある浮世絵展で、しかも、かなり貴重な作品も多く、充実した内容でした。中でも普段はあまりお目にかかれない、ずらっと並んだ東洲斎写楽氏の作品や葛飾北斎氏の様々な画風の浮世絵などなど、堪えられない名作揃い、浮世絵ファンには是非、お奨めです。東洲斎写楽氏の独創的な描写力、喜多川歌麿氏の豊かな表現力、葛飾北斎氏のあらゆる画風を学んだ探求力、歌川広重氏の構図の妙などを改めて感じました。

↓ 大丸ミュージアム・東京 ↓
http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html

和で遊ぶ布の祭典 Vol. 5 大正・昭和史を描くキルトたち 於: グランドプリンス赤坂 五色
黄金週間に於けるホテルでの展示と販売、そして別料金ですがブッフェもあり、奥様向き企画展です。主にはサブ・タイトルの様にキルト作家の方々が制作した大正・昭和の雰囲気での作品の展示でして、中には小林かいち氏の絵葉書の図柄をキルトで表現した作品など、いろいろと面白い作品がありました。で、自分の目的は3/17に伺ったモダンな時代着物や帯、裂、小物を扱ってらっしゃるお店"LUNCO"さんの展示「子供の着物語」を見ることで、江戸時代末期から大正・昭和初期の子供用の着物や小物が並んでいました。前にも同様の展示を確か一昨年、銀座松坂屋でも見ましたが、その時よりも多数の品が今回、紹介されていて、とても面白かったです。子供が使うものにはいつも愛と夢が感じられますね。図柄や色、楽しくて、見ていて嬉しくなります。そして物販コーナーにはかなり気をそそられるプリントのハギレなどが沢山、売られていましたが、危ない、危ない、そこは堪えて会場を跡にしました。

↓ 和で遊ぶ布の祭典 Vol. 5 ↓
http://www.princehotels.co.jp/akasaka/event/kilt2008/index.html

saison 5 ANTOINE POUPEL EXHIBITION 於: CHANEL NEXUS HALL
今日の最期は自分にはあまり縁のないブランド、シャネルの銀座店4階にあるホールで行われているフランスの写真家、アントワーヌ・ルーブル氏の写真へ立ち寄りました。日本とフランスに於て四季折々を捉えた写真の数々をディジタル加工で重ね合わせた作品「saison 5 "5つめの季節"」の展示です。四季のいろいろな写真を重ね織り交ぜることによって、まさに違う季節"5つめの季節"が表現されています。例えば『桜』+『紅葉』+『夏の水面』など、今までに見たことのない驚くほど美しく新しい景色となっています。色彩、光と影のコントラストが織り成す、まるでパターンの様な画面は綺麗で素晴らしいです。これも写真を撮る良い腕と感性を持っているからこそ出来る匠の技でしょう。

↓ CHANEL NEXUS HALL ↓
http://www.chanel-ginza.com/nexushall/