ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十年五月二十七日]

2008年05月27日 | fine arts
今日も良い天気。ちょうど今日くらいの天気が一番イイですね。半袖で原チャリに乗っていて暑くもなく寒くもなく心地良いです。で、今日はちょっと女子ホーンのリハ (写真) をチェックしに行ってきました。

第八回 伝統からの創造「21世紀展」 於: 東京美術倶楽部
日本画・洋画・工芸品、大御所から若手まで日本に於ける現在活躍中の作家の方々による作品の展示です。入札制の販売を目的とした展示なのですが、自分の様な一般者も無料で入場、素晴らしい作品の数々を見ることが出来る、とてもありがたい、有意義な展覧会でした。大御所と言えば平山郁夫氏を筆頭に若手は松井冬子女史や会田誠氏等まで、凄いメンツの作品しか並んでいない豪華な展示、見応えがありましたね。日本画では牧進氏、手塚雄二氏、堀文子女史、大山忠作氏、洋画では池田晴明氏、清原啓一氏、五味文彦氏、工芸品は樂吉左衛門氏の作品に自分は魅かれました。それぞれの作家の方達が展示タイトルの様に伝統の技を現代に活かした上で独自の創作をなされている、素晴らしいことです。

↓ 東京美術倶楽部 ↓
http://www.toobi.co.jp/index.html

方寸の世界を楽しむ 市島春城 印章コレクション 於: 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
初代早稲田大学図書館長であった市島春城氏が蒐集された印章の展示。江戸時代の印章を中心に著名人が使用していたものも多数含まれています。印章には歴史的な深みがあり、押した印字にはいろいろな表情があって、とても興味深いです。彫師の技、使われている石などの素材、刻まれている文字の意味、それ等が相俟って印章は小さな芸術作品ですね。その意味はもちろんのこと、大きさや形、見た目からもコレクターズ・アイテムとして蒐集されることに共感が持てます。こんなコレクションの世界があるのも楽しいです。

↓ 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館↓
http://www.waseda.jp/aizu/index-j.html