湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:弦楽四重奏曲

2006年04月18日 | ラヴェル
○イタリア弦楽四重奏団(EMI)CD

物凄くゆっくり演奏だけど、この曲に関して言えば(とくに1楽章は)それがとても心地いい。既にして精巧で隙の無いラヴェルの手法を裏の裏まで堪能でき、内声のマニアックな仕掛けもはっきり聞き取れ新鮮な興味をおぼえる。ただ、2,4楽章は余りにゆっくりすぎだ。丁寧、と誉めておいて○をつけるし、ドビュッシーよりは音に魅力を感じるが、それほど取り立てて騒ぐ演奏ではない。唯一速いのは1楽章の急峻部(繋ぎの部分)くらいか。
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