湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

2019/11/30日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ13(新奥沢駅跡→東工大→戸越銀座→桐ヶ谷→大崎→目黒川→東海寺大山墓地→東海寺→新馬場→北品川温泉天神湯)

2019年12月01日 | 東京温泉
蒲田温泉以来の長距離ウォーキング、予定してた昼のウォーキングです。北品川温泉天神湯はたけしの○○の医学が取り上げたという正真正銘2010年代末に都内で最も成分の濃い黒湯(関東一円特に都心部で百メートル台で湧出する、古代の藻類もしくは草木の腐食し変質したと言われるフミン酸を主成分とする冷泉)、確かにここは凄い。奇しくも蒲田温泉に匹敵する濃さでした。










ただ、ペースを間違えて3時前に着いて行列するはめになったのですが(男女混合列ですし待っている路上より中はずっと広いので全く問題なしでした)最も奥の別室黒湯はほぼ一番風呂となり、戸越銀座温泉同様そこそこ広いし湯はウブいし綺麗だし、かなりバイアスかかってしまいますね。はい最高オブ最高、さすがの貫禄の人気温泉銭湯。あとで入ったらちょっと薄なった気もするのですが最初は透明度1センチ以下(計った)。これも最初だからかもしれませんが茶というかクロレラというか、そこに花の香りが入ったような、黒湯でやっと「特有の匂い」というやつを体験できましたし、循環のためか少し気泡を出してますが、何故か水中の身体に粉のようなものが降り積もりだし(これも二度目はあまりなかった)全身がコーティングされ始めて温泉地蔵にされるわーと慌てて出たんです。

とはいえいわゆる強い感じはなく、スッキリしてジワッと染みる系ですね。カラスの行水より早い自分としてはけっこう長風呂しましたが、ヌルヌルは残らず湯当たりせず出たあとも普通の感じで温さが持続しました。強烈に何日も残り続けるような湯ではないです。そんな湯知りませんが。

切石積式浴場というか人造石なのか、これも戸越銀座温泉同様なんですがザラザラした石の足ざわりが気持ちいいし清潔だし滑らない。浴室のシックな雰囲気はこの石のカラーですね。これはもうなにかの技術なんだろうか、一番風呂だからか、ここまで黒湯なのに床面や風呂桶の底のぬめりはほぼありませんでした。あってほしい方なのですが多分、黒湯温泉銭湯で黒湯って地元ではそんなに好まれてない印象があり、不潔感や滞留感を気泡で払拭する作りなのかもしれません。蒲田温泉や桜館はぬめってゾクゾクしましたが、そういえば後者はやはり一番風呂近かったな。。

最初に黒湯に入ったときは隅に褐色の泡が大小ボコボコ溜まっていて、突っ込んで頭を泡にまみれさせると、石鹸のようなエキスのような奇妙な感じを味わえ、水面には黒ビールの泡みたいなシルクバブルが漂ってましたが、二度目にはほぼなくなってました。このあたりはたまたま、ってことでしょうね。

内湯はバブルジェット水中椅子湯二箇所、熱風呂と広い普通温度風呂で透明、白湯というんですか、こちらは特にあまり浸りませんでした。全体に高級感ある落ち着いた大人の浴室でガツガツ設備を入れ込まず工夫はデザインだけで、最小限というと悪いですが、意外と銭湯時代の要素構成を残しているのかもしれないと思いました。シャワーは固定式、シャンプーとかは平日のみ。時間のせいだけでもなく、地元が多い地域密着型で、ただ大マンションも多いネオセミハイソな地域柄でしょう回数券を置いていく人々がおしゃれ。人々に占める高齢率。メタルサングラスのオシャレタイツ爺さん。オバサン集団が目立ちまして、他所の人だと思われ、空が繋がってる黒湯ゾーンでうるさくなり一番風呂を10分で放棄したのは返す返す残念でした。

シャワーゾーンが黒い穴蔵みたいでかっこいい。バブルジェット前・黒湯ドア脇に待ち行列の石ベンチがあり、時間によっては長時間ここで…ワーと恐ろしくなりました。全裸で座って待ってるのか。。脱衣場はトイレ含め比較的広いし、いくつか大きなロッカーはうれしい。100円還流式の鍵だったのはホテルっぽい雰囲気に意外ですが、知らない銭湯行くのにどこでも玉は持ってかないとならないというのは常識ですね。100円じゃ足らないから狙ってはないと思いますが、還流した玉に数十円足して瓶ミルク飲むクセが抜けません。玉は忘れないように、半開きの扉の上に載せときます。

写真のようにリニューアル温泉銭湯には多いマンション下層階改装温泉なんですけど、ここはマンションごとリビルドしてるのでホームページどおりの高級ホテル的なエントランスです。分厚い自動ドア。まあ驚きます。3階分くらい使ってるのかな、2階の湯屋へは広い休憩所とフロント(番台ではなくフロント)、2階まで立ち上るオブジェと花!を横目に螺旋階段ります。さほど平面積広くはないと思うのにとてもモダンなデザイナーがやったようです。いやこれ銭湯だったとこがこんななってたらびっくりだ。全般、高級スポーツクラブのスパが近いですかね。そんなの知りませんが。

とにかくここは黒湯です。黒湯とリラックスできる雰囲気。客層は470円で来る層かもですが、これはこの値段ではもったいないな。まあ、ほんと上手いなあという温泉銭湯です。9キロ歩いた後にはぜいたくでしたよ。

見えない。
戸越銀座温泉と同じルートになります。

東工大

北千束交差点右折

赤い実の木

左折して中原街道に入るのですが、飽きたので手前の高級住宅街路に入ります。



旗の台のサイゼ脇にでる。昭和大学病院に通院してたころはここで残り時間を潰して午後出勤でした。懐かしい。

サイゼ下に木霊稲荷があります。









寛文年間の庚申塔群。南無妙法蓮華経の題目塔は長く道標として建てられた。道標と刑場供養塔、道引く日蓮宗(法華宗)の教えですかね。

左折して中原街道。

右が戸越銀座温泉へ向かう商店街です。いや逆か。直進。

クリスマスも近くなりました。

だいぶ道なりに来て中延から奥左は桐ヶ谷へ向かう道。道路がでかすぎて昔の雰囲気はわかりませんけど、古からの火葬場が左に向かうとあるということです。

ここ右折して直進します。大井町からのウォーキングで逆コースを辿っています。戸越銀座商店街の逆の端っこはこの道より少し手前の道かな。







大崎も近くなり、先が見え始めます。

金春湯は銭湯ですがジョギングのコースの終点にする人もいます。まだ2時間先の3時半からなのではしごは断念。

つい十数年前にはまだ古い雰囲気があったのです。店はまだ古いとこがあります。






個人宅かもしれないけどここは好きです。









やっと突き当り。やっと線路。右折して目黒川のほうへ。





線路が天地錯綜した場所でわけがわからなくなりますが、これが幹線(東海道本線など)ですね。



屈曲する道を目黒川のほうへ。



ガード先は大通り。山手通り。

やっとこの先が目黒川。





目黒川を渡ると北品川ゾーンですかね。

左に渡って線路沿いに。日本の硝子発祥かもしれない。明治だ。

沢庵和尚は名刹東海寺(東海禅寺)開祖。広大な敷地だった東海寺が、明治に鉄路が敷かれるとき分断されることになった、その分断されたのが開祖沢庵和尚や賀茂真淵(神道なので墓地は切れている)の不思議な墓を含む大山墓地。昔は有名だったけれど、今は迷う人もいるらしい。。東海寺も二十年近くぶりに行きましたが、タワーマンションなど建っているのはわかってましたけど、マンション敷地に大名墓地が切れて取り込まれていたり、開けっぴろげで人の気がなかったんですが、荒れた感じ。。このへんでは珍しい一連の堂宇群も傷んでいるところがあり、本堂の真ん前が駐車スペースで写真が撮りづらく、横の日月灯籠にはペットボトルが差し込まれ、中を覗いたら骨壷が置いてあり(それは普通か)、鐘楼も無防備で、墓じまいの石材が境内庭園を侵食し、その庭園も見事だったと思われますが半ば枯れたような紅葉の楓を中心に配された石が手入れされてないようなかんじ。。石地蔵の堂の灯籠の火袋にはビニールが詰め込まれ、正門は中途半端に移築されたままの形でトマソン化。これはあれ、浅草の某寺のアレです。こんなに書いてしまったけどあんま、もう行かないです少なくとも。。きっとそうだな。。

























はいはい、大山墓地へ戻ります。東海寺は温泉入ってから行きました。ウォーキングはまだ途中。

丘の上のようなところに墓地があり、見晴らしがいい。鉄路は同じ高さで揃えて敷かれるけれど、ここは高いとこに敷かねばならず、ここは仕方なかったんでしょう。もう新幹線が通ってます。

暗くてちと撮るのに困りました。沢庵和尚のお墓。自然石を置いており、かえるみたいですが、禅宗ではあることです。石の配置や置物も全部デザインされてますね。

漬物石の元祖とか言われますがそれはないだろなー。

それを真似したと昔は言ってた、賀茂真淵墓。

ここは昔から開放的。

その先、線路側に広いお墓。


この広いお墓は驚かれました。今もここを訪ねるのに難儀する人が多いとタクシーで聞きました。東海寺に張り紙がありました。島倉千代子個人墓です。


沢庵和尚のお墓の前。。丸石道祖神。。?







井上勝墓。国鉄の父かな。この場所で、新幹線の轟音も楽しめる人でしょう。


左も何か建つかも。

山手通りに戻って、東海寺を分断した鉄道をくぐります。





子供の森公園、恐竜が住んでます。









恐竜じゃない。。


尋常小学校の跡地でした。

あと少し。

公園の隣がこの正門参道でした(先の通りで入れません)。まだ整備途中なのかも。

マンション下の謎のゾーンになってます。

ここに品川史跡めぐりの王道コースが書いてますね。



はい、まっすぐいくと京急新馬場駅、一昨々年異常に通ってました、このへんの寺と墓地。品川宿めぐりの中心。

くぐると前に品川区立図書館。ここは凄いでかい。

その前にお寺。上り詰めて左に唐突に現れます。




おつかれさまでした!






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