湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:ダフニスとクロエ第二組曲

2005年02月23日 | ラヴェル
○フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(RCD/新世界)1944/3/19ベルリンLIVE・CD

戦時中モノのロシア流出音源から。DGと同じものじゃないかと怪しい気もするが音がいいので別と考えて書きます。これはかなり聴き易いです。ドロドロとねちっこいダフニスはそれはそれで楽しめる。とんでもなくドイツっぽいのになんか聴きとおしてしまう。これがフルトマジックなのかもしれない。そうそう、ちゃんと設計されているし、歌いまわしのねちっこさに比べて不断のドライヴ感が常に音楽の前進性を支えており結果として凝縮されたロマン性というかメンゲルベルクスタイルというか、とにかくそういう演奏に仕上がっているのだ。ラヴェルじゃないけど、ラヴェルの応用編としてはレベル高いものだと思う。だってかなり興奮したから。○。何度でも聴きたいなあ。中身の詰まった密度の高い演奏ぶりがたまらん。
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