湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲

2019年02月14日 | ラヴェル
ギレリス(P)コンドラシン指揮ソヴィエト国立交響楽団(profil)1953/5/14モスクワlive・CD

曲慣れしてなさすぎ。いきなり大外ししてギレリス大丈夫か?とハラハラすると、そのあとも音が濁ったり記憶が途切れたような音量低下など雑味が多すぎるというか雑。果てはコンドラシンもモスクワ・フィルではないせいかオケ制御がいまいちで、ギレリスと一度ならずずれたり、また管楽ソリストが辛そうな音ばかり出すのもきつい。ザンデルリンクとのライヴもここまでではなかった。よく正規盤として収録されたものだ。音は軽めで良くはない。YouTubeでタダで聴くレベル。profilのコンドラシンボックスに収録されたが、profilのデータは私はあまり信用できない。ただレコード屋のデータでは初出がないような書き方になっているものの、このトラックは初めて聴いたし、他にも(おそらく)オケ表記違いは置いておいて、いくつか知らないものがある。ロシア時代のコンドラシンの記録詰め合わせとしては、損なボックスではない。ただラヴェル集は期待に沿うものではない。左手以外は既出だろう。ツァーク(ザーク)との両手もまた冒頭ソリストとオケが揃わないように聞こえるがこちらはひょっとすると録音が悪くてそう聴こえるだけか(既出盤)。
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