湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲

2014年01月17日 | ラヴェル
○ギレリス(P)ザンデルリンク指揮レニングラード交響楽団(放送)1952/10/25live

ソロ冒頭が難しい曲ではあるがやはりギレリスをもってしても音が濁る。その後は澱みなく進み、オケの非力さ鄙びた響きを尻目に、ギーゼキングを少し思わせるような音色でロシア色はそれほど濃くはない。くれぐれもオケの音色、とくに管楽器ソロはロシア色全開であるが。リズミカルに展開していくところでやっとオケも暖まったようで、調子が出てくる。ギレリスはけして威勢を張らずオケと調和している。カデンツァはニュアンスが無いしバランスもそれほど良くはないが、悪い録音のせいかもしれない。指は良く回り胡麻をまくようにパラパラ鳴っている。拍手ぶつ切りカット。
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