湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆バルトーク:ピアノ協奏曲第3番

2018年01月15日 | 北欧・東欧
○アントルモン(P)バーンスタイン指揮NYP(DA:CD-R)1967/1/21

冒頭よりやたらと打鍵が柔らかく叙情的な流れを作り出そうとしているようだが曲がいくら平易とはいえ「バルトーク」なので鈍さのようなものを感じさせられざるを得ない。技術的にいささかの不安もないのに(この曲においてさえたいてい不安のある演奏が多い)物足りなさを感じる。バンスタは軽い旋律をメインに据えた薄い音楽を目しているという点でアントルモンと同じ傾向を示しており、個性は無い。旋律偏重・高音偏重という点ではいつものバンスタではあるのだが。綺麗なことは綺麗で、1,3楽章が2楽章と同じように美しく聴けるゆえ○にはしておくが、どうも腑に落ちなかった。篭った録音。

※2008-08-25 10:17:36の記事です

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