○シュヒター指揮NHK交響楽団(KING)1959/3/21live・CD
実直な演奏だが、シュヒターの敷いた「恐怖政治」ぶりも感じ取れる緊張感溢れる演奏。窮屈に感じるほど統制をきかせていて、まあ、この時期の同オケのレベルからして技術的問題が解決しきれていないところも多いのだが、それでも聴いて楽しめるレベルにはなっている。1楽章中盤より音に伸びも出てきて音楽的な呼吸も始まる(がそれほど自由さはないまま最後まで進む)。ドイツ的と言うほど音響や解釈に個性は無いが、シュヒター好きならどうぞ。個人的には惹かれなかった。録音状態は余りよくない。
実直な演奏だが、シュヒターの敷いた「恐怖政治」ぶりも感じ取れる緊張感溢れる演奏。窮屈に感じるほど統制をきかせていて、まあ、この時期の同オケのレベルからして技術的問題が解決しきれていないところも多いのだが、それでも聴いて楽しめるレベルにはなっている。1楽章中盤より音に伸びも出てきて音楽的な呼吸も始まる(がそれほど自由さはないまま最後まで進む)。ドイツ的と言うほど音響や解釈に個性は無いが、シュヒター好きならどうぞ。個人的には惹かれなかった。録音状態は余りよくない。