湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ブラームス:交響曲第4番

2007年11月14日 | ドイツ・オーストリア
○C.クライバー指揮ベルリン・フィル(MEMORIES他)1994LIVE・CD

クライバー最後の有名な協演記録で、多少スリリングな状況で辛うじて行われた演奏会だったが、そういう時に限って稀に見る名演が残ったりするもの。前評判どおり、実に激烈な演奏だ。奇跡的な集中力の保たれた熱演で、最初から低音ブラスとパーカスが激しくアタックをつけて鳴り響き、しかし2楽章では静かな詠嘆が胸を打つ。ただ、モノラルだ。。それと上記感想は録音バランスが歪んでいるがゆえの可能性もある。ただ本人もこの私的録音をのち好んで聞いたらしいから、本人の耳にはこう聴こえて欲しかった、というものではあろう。ワルターライヴよりフルヴェンに近いすばらしい解釈演奏ぶりだが、○にしておく。
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