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マウイ島(しま)の盆ダンス・・・

2016年07月17日 | 旅行記

アロハ~!!

今年も、盆ダンス、行ってきました。
一昨年、初めて見たマウイの盆ダンス。
日本の文化を、脈々と伝承していることに、驚きと感動を覚えました。

双葉町の盆踊りや唄が、私たちの置かれている現状を考えた時、消滅の不安さえ浮かびます。
縁あって、マウイで双葉の盆踊りや唄をやってみたい、という運びとなりました。
昨年は、音源を持参し太鼓だけは生で演奏することができました。
今年は、かなり発展し、唄・太鼓・笛・踊りのスタッフを揃えての参加となりました。
双葉盆唄を伝承してくれる、マウイ太鼓の皆さんの熱意、本物です。
大成功で帰国しましたが、このプロジェクトはまだまだ続きます。


















ハワイの盆ダンスシーズンは6月~9月初旬まで。この時期は週末ごとに、ハワイ諸島の各寺院や公園(約80ヵ所ほど)で盆ダンスが行われます。
マウイ島での、今年の盆ダンスは、6月4日から始まり、9月10日まで毎週末行われます。
中には、夏の間、マウイ島各地で行われる盆ダンスすべてに参加しているという方もいるそうです。
そんな光景を見ていると、なんだかずーっと昔の日本にタイムススリップしたような気分になります。

ハワイの盆ダンスは、19世紀、ハワイのプランテーション農場で始まりました。ハワイのプランテーション農場は、移民の人々がそれぞれの出身地ごとにかたまって住んでいたため、村落共同体としての助け合いの精神が行きわたっていました。そのような環境の中、お盆のシーズンには出身地の民謡に合わせて仏教寺院で盆踊りを行い、ご先祖様を供養したのでしょう。ハワイの盆ダンスには、その当時の伝統がまだ色濃く残っているようです
普段は日本語を話すことはほとんどないと思われる日系3世、4世の人々が流暢に唄う音頭や盆唄の数々、その中に込められた思いが会場を埋め尽くす盆ダンスファンに通じているかどうかはわかりませんが、日本を遠く離れハワイの空の下で盆ダンスを楽しむ私のような日本出身者にとっては、心打たれるものがあります。
ハワイの盆ダンス会場には、熱心なファンが多数詰め掛けてきます。年配者や子どもだけではありません。また日系の人々だけでもありません。老若男女、民族背景を問わず、多数の人々が法被や浴衣に身を包み、軽やかに舞い踊ります。振り付けを完璧に覚え、華麗に踊る人々を見ていると、私たち日本人が失いつつある盆ダンス本来の意味、「先祖を供養する」ということが強く意識されるようです。






東日本大震災による大津波で、福島県の県道の標識が、マウイ島まで流れ着きました。
私は、昨年すでに見ているのですが、今年の盆踊りメンバーのほとんどが初めて目にするもの。
感動で、目頭を熱くする者もいました。
約4年かかって、マウイまで流れてきたんですね。
すごい!



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