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2014年度作品。日本映画。
人気ロックバンド、BUMP OF CHICKENが14年4〜7月にかけて国内13会場で行った全国ツアー、WILLPOLIS 2014の模様を追った音楽ドキュメンタリー。
監督は山崎貴、番場秀一。
バンプのファンではあるが、ライブを見に行ったことは一度もない。
そういう人間にとって、この映画は大層楽しい作品だった。
何と言っても、大画面でBUMP OF CHIKENのライブを追体験できるという点に幸福感が凝縮されていた。
本篇の冒頭は、ライブのときに流されたというWILLPOLISのCGアニメである。
特に思い入れもないので、ふうん、という程度で見ていたが、そこから「Stage of the ground」に進んでからは食い入るように見ていられた。
「虹を待つ人」とかは見ていても楽しいし、テンションも上がるのがいい。
また「white note」のみんなでリズムを取るところも、結構おもしろかった。
それに「天体観測」の”Oh Yeah Ah”のところの、ライブ会場の一体感はすばらしいとしか言いようがない。
初音ミクとのコラボの「RAY」なんかは高揚した気分になるし、「Smile」の弾き語りっぽい感じはじっくりと聴き入ってしまう。
どれも大画面で見ているからこそ、伝わるものがあったのが良い。
やや高い値段設定であることは否定しない。
しかしそれに見合った幸福な時間を過ごせるものと感じた次第である。
評価:★★★★(満点は★★★★★)
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