![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ed/a7e784c4632ba4d5f0bc9c5e1f1f7214.jpg)
2010年度作品。日本映画。
弁護士の宝生エミは、裁判を任されても失敗ばかり。ラストチャンスとして与えられた仕事は、妻殺しの容疑で捕まった矢部五郎の弁護だった。矢部は「犯行時間は、旅館で落ち武者の幽霊にのしかかられ、金縛りにあっていた」という。その旅館を訪ねたエミは、更科六兵衛という落ち武者の幽霊に遭遇し、裁判で矢野のアリバイを証言してくれるよう依頼する。六兵衛は証言台に立つことを承知するが、六兵衛は誰にでも見えるわけではなく…。(ステキな金縛り - goo 映画より)
監督は三谷幸喜。
出演は深津絵理、西田敏行ら。
三谷作品ということで、当然笑えるコメディを期待して見に行ったわけだが、これまでの三谷作品の中では少し弱いかな、と感じる。
個人的には「THE有頂天ホテル」とか「ラヂオの時間」とかの方が好みだ。
中身の弱さを感じた理由は、典型的なホラ話ってのが大きいのかな、って気がする。
幽霊を裁判の証人に呼び寄せるという設定からして、いかにもハッタリの利いたホラ話だ。
そういう話は決して嫌いじゃないのだけど、その設定のために、以前の三谷作品より物語と、僕との間に距離ができてしまったかな、という気もしなくはない。
要するところ、僕の趣味の問題だ。1
だが、いくら三谷作品の中で弱いと言っても、そこは彼もプロ。それなりに楽しい作品に仕上がっているのだ。
中井貴一が犬と戯れるシーンや、タクシー運転手のシーンなど、笑ってしまったポイントはいくつもある。
そういう点、映画としては及第点である。
僕的には、期待ほどではなかったのだけど、笑いはあり、最後はほろりとさせられ、よくできた娯楽映画に仕上がっている。
なかなか楽しい作品だなと思った次第だ。
評価:★★★(満点は★★★★★)
製作者・出演者の関連作品感想
・三谷幸喜監督作
「THE 有頂天ホテル」
「ザ・マジックアワー」
・深津絵里出演作
「悪人」
「女の子ものがたり」
「ザ・マジックアワー」
「博士の愛した数式」
・西田敏行出演作
「THE 有頂天ホテル」
「ザ・マジックアワー」
「憑神」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます