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茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

メアリーの総て(追記しました)

2018-12-15 16:11:41 | 読書・映画
今日、頑張って早起きして観たのは、「メアリーの総て」です。
「フランケン・シュタイン」の作者、メアリー・シェリーの物語です。
新宿の「シネマ・カリテ」という、本当に小さなミニ・シアター。
ロビーも、びっくりするくらいの狭さですが、映画愛を感じるシアターです。

こんな、ポップがお出迎えです。

映画を見に行こうと思い立つ理由はいろいろあるけれど、メアリーが墓地で母の墓石にもたれて物語を書く新聞広告の写真にひきつけられたのが、第一の理由。
まるでウオーター・ハウスの絵のようで、その美しさに目がとまりました。
この映画は、衣装や美術、19世紀のイギリスの風景など、映像には絵画的な美しさがあふれています。
だから、その第一印象は間違いではありませんでした。

けれども、もう一つの理由は「フランケンシュタイン」です。
再来年に再演が予定されている「フランケンシュタイン」は、陰惨すぎて私には辛いミュージカルでした。
歌はすごいけど、どうにも物語に入り込めなくて、私の中では微妙だったのですね。
その「フランケンシュタイン」をわずか18歳の若さで書いた女性がこの映画の主人公、メアリー。
「フランケンシュタイン」のパンフレットには、バイロンの邸を訪れた際に怪奇小説をみんなで書いて発表したとしか書かれていなくて、遊びで書いたのか、みたいな印象でした。
ところが、この映画を見て、怪物とメアリーの孤独が繋がっていたんだいうことに気がつき、なんだか、再演が待ち遠しくなりました。
メアリーが「フランケンシュタイン」を書くためには、どれだけたくさんのものを失わなくてはならなかったか。
喪失と絶望、深い孤独。
メアリーは、それを物語を書くことで昇華させていったのですね。
孤独な怪物の叫びが、ストンと腑に落ちました。
そして、ホント、男って最低よね!ってことも。

楽しい映画ではないかもしれないけど、心に残る映画でした。
頑張って早起きしてよかった。

シネマカリテでの上映は21日まで。22日からは、これまた観たい!「シシリアン・ゴースト・ストーリー」です。
(「メアリーの総て」は、1月中旬までやるみたいです)
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ジュラシック・ワールド 炎の王国

2018-07-16 20:42:37 | 読書・映画
昨日の夜、レイトショーに行きました。
お兄ちゃんとお嫁さんも誘って、IMAXで楽しんできました。

恐竜好きのお父ちゃんとお兄ちゃんは、ジュラシック・パーク3に次ぐ酷さだと怒っていましたが、私やお嫁さんにとっては、結構エグいけど、夏向きのパニック映画というかホラー映画だな、という印象。
胎教には向いていなかったのか、それとも、恐竜に興奮したのか、赤ちゃんがお腹の中でよく動いていたそうです。
お父ちゃん・お兄ちゃんの直系なので、きっと、恐竜大好きに育つでしょう。

さて、ジュラシック・ワールドですが、私は前作をちゃんと観ていません。お父ちゃんがブルー・レイを家で見ているのをチラチラながら視聴していた程度なので、前回のキャストと言われてもよくわかりません。
ただ、ジュラシック・パークのオマージュがたくさん出てきたり、ブルーとの関わりは丁寧に説明されていたので、置いてきぼりにはされずにすみました。

今回は、恐竜そのものが主役ではなく、人間の身勝手さとか生命倫理とか、そういうテーマが大きく扱われていて、そこが少しまとまらない印象をうけました。
勝手に再生されて、勝手に見捨てられていく恐竜たちが主役として大きく扱われていたら、そこに人間のエゴも大きくクロースアップされていたと思うのですが、なぜか勧善懲悪、悪者大粛清が描かれてくるので、感動や余韻が冷めてしまうというか、変な気持ちにさせられました。
あの、桟橋で置き去りにされて佇んでいた恐竜が噴煙に霞むところで映画が終わっていたら、ものすごく余情や余韻が残ったのかな、と。

でも、パニック映画とホラー映画と両方楽しめると思えば、まあ、いいんじゃないかなあ。

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アイ、トーニャ

2018-05-05 15:37:26 | 読書・映画
わざわざ桜木町まで出かけたのは、この映画のため。
近所じゃやってなかったのです。
海老名だと、座間の大凧まつりの影響で道路が混むかと思って、やめたのですが、電車で行けば良かったかな?
とにかく、混んでて大変でした。
パンフレットのために小一時間かかりました。
おそるべし、デジモンです。
(限定グッズのために、たくさん並んでいたのです)

さて、この映画は、とても面白かったです。
トーニャ・ハーディングといえば、フィギュア界最大のヒール。
その強烈な印象は、いまだに残っています。
その、謎の多いケリガン襲撃事件の真相を描いた映画なのですが、真相は藪の中です。
ただ、トーニャという一人の女性のスケートだけを支えに生きてきた人生が、なんだか愛おしく思えました。

強烈な母親、アホな旦那やその友人。
トーニャは、貧しく、教育もない。
あるのはスケートの才能だけ。
周りがきちんと支えてくれたら、違っていたのかもしれない。
あるいは、甘やかされてスケートの才能も伸びなかったのかもしれない。

彼女のやるせない人生に、ため息がもれる。

これ、基本的には喜劇ですよ。
結構笑えます。
おススメです。
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ちはやふる〜結び

2018-04-11 15:47:41 | 読書・映画
私が見たのは「ちはやふる 結び」です。
「上の句」も「下の句」も見ていないのですが、「ちはやふる」の原作はずっと続けて読んでいるので、全く(ではないのですが)問題なく映画の中に入り込めました。
原作のエッセンスをぎゅっと凝縮して、ちゃんとまとめあげていて感激しました。
いい青春映画です。

広瀬すずなのか広瀬アリスなのか、おばさんの目には区別がつかないのですか、いい意味で千早ちゃんそのものでした。
そして、松岡茉優さんの凄さに圧倒されました。
松岡さんって、ほんと、(こういういけずな役)うまいです。

「上の句」と「下の句」も見てみようかな?
順番が逆ですが、それもいいなと思います。
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空海〜美しき王妃の謎

2018-02-25 23:11:14 | 読書・映画
今日は映画を観てきました。
「空海〜美しき王妃の謎」という題名なのですが、「妖猫傳」という中国語のタイトルの方がぴったりくる印象を受けました。
ホラーなのかミステリーなのか、よくわからないのですが、きっと愛の物語なんだろうなと思います。
豪華できらびやかな映像美や、長安の町のセットは見事です。
幻想的な極楽の宴も、映画ならではの演出で楽しめます。
それに、黒猫が涙を流す場面ではちょっとうるっときます。
(このあいだのバディントンもそうだった)
一緒に行った父ちゃんが、最後のテロップで、なんだよこれ、角川映画なの?といったので、はたと気がつきました。
そうです、このテイストは角川映画そのもの。
時をかける空海!だったのか。

私はこれ、嫌いじゃないです。
でも、おススメかというと微妙です。
黒猫より、もふもふのクマのほうが、私は好みです。
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もふもふのクマに泣く

2018-01-21 18:35:42 | 読書・映画
パディントン2に行ってきました。
おもしろいですよ。
可愛いですよ。
そして、泣いちゃいました。

もふもふのクマなんかにがっつり心をつかまれる、傑作です。
私、ヒュー・グラントのファンで、結構いろいろ見ていますが、これは、彼の代表作になります。
なんてね。

さて、今回も夫婦50割引で行ってきたんだけど、今回は年齢確認されました。
ちょっとだけ、嬉しかったわ。
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映画を見ました

2017-12-26 20:05:03 | 読書・映画
今日は、映画を見ました。
「DESTINY鎌倉ものがたり」
芸達者な役者さんたちがもったいない使い方をされているような気もしますが、面白かったです。

でも、みんなが思っている鎌倉って、こんな感じなのかな?
江ノ電にゆられて職場に通う私には、鎌倉はあまりにも日常すぎて、不思議な感覚でした。
鎌倉は、こういったファンタジーの舞台とはちょっと違う気がします。
むしろ、千と千尋のオマージュ?のように思えました。
でも、妖怪や幽霊たちが集う夜市は、御霊神社の「面掛行列」がモチーフなのかもしれませんね。

お父ちゃんと一緒に「夫婦50割引き」というお得なチケットで観たのですが、二人で2200円って、かなりお得ですよね。
入場の際、身分証明を求められるかとドキドキしましたが、全くスル―。
それはそれで複雑でした。

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婚約者の友人

2017-11-04 14:05:49 | 読書・映画
私が見たのは、この映画です。
「婚約者の友人」
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関ヶ原

2017-08-26 22:41:33 | 読書・映画
行ってきました!
面白かったです。
私の好きな大谷刑部もたっぷり描かれていて、見ごたえがありました。
加藤剛さんが主演したドラマとは、少し違うところがありましたが、そういう解釈なんでしょう。
いろいろ注文をつけたくなるけど、でも、力のある役者さんがたくさん出演していらっしゃったので、見ごたえがありました。
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「ジャージー・ボーイズ」

2017-07-11 14:24:47 | 読書・映画
昨日の夜、BSで「ジャージー・ボーイズ」の映画をやっていました。
途中まではちゃんと見ていたのですが、身体がだるくて横になったら、そのまま寝てしいました。
私が寝た後、お父ちゃんは引き続き見ていたみたいで、「最後がほろっとして、せつねかった」とぼそり。
「歌はいいね」「あれをあっきーがやったのか?」というので、来年の再演には、一緒に見に行こうという話になりました。
鬼が大笑いしそうな来年の予定。
でも、きっとスケール・アップしている「ジャージー・ボーイズ」が楽しみでなりません。
(チケットは取れるよね?)

さて、録画していたので、昨日の続きから見始めたのですが、いろいろ発見も。
ニックが、突然辞めると言いだしたのは、フランキーとボブが借金は「二人で返す」という言葉に反応したからだったのですね。
舞台では、基本、自分が見たいものしか見ていないから、そこまで気づいていませんでした。
映画は、冷静に第三者的に観察できる。
と、いうわけで、見れば見るほど、いろんなことを感じてしまう。

さて、お持ち帰りのお仕事を、そろそろ始めますか。
季節労働のピークも、いよいよあと二つ。
「悪いことは終わる、 けど、いいことも」

がんばりましょう。



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パイレーツ・オブ・カリビアン

2017-07-02 09:56:06 | 読書・映画
「パイレーツ・オブ・カリビアン~最後の海賊」

昨日、初日を見てきました。
お兄ちゃんがチケットを取ってくれていて、お嫁さんと三人で、IMAXの大迫力の画面で楽しんできました。
イマイチ調子がよくないお父ちゃんは、茶々子とお家でお留守番。

レイト・ショーでしたが、週末で、しかも、ファースト・デ―とあって、ほぼ満席。
ディズニー映画らしく、派手なアクションを愉快に楽しんで、はらはらどきどきして、ちょっとうるうるして、最後は、すっきりさわやか。
終焉が23時30分だというので、起きていられるか心配でしたが、おもしろくて、ちゃんと最後まで意識を失うことはありませんでした。
そして、エンドロールのあとに、続編への伏線が…。
さすが、商売上手!!!

オーランド・ブルームやキーラ・ナイトレイが復帰すると言うので楽しみにしていましたが、二人の出番は、ほんのちょこっと。
ただ、これからの新シリーズの展開に絡んでくるのかな?という期待はできそうです。
しかも、前回のシリーズを、もう一回見直してみようかな?という気分にさせるあたりも、商売上手!!

しかも、この夏のディズニー・シーでは、映画とコラボしたショーをやるんだとか。
初めと終りのシンデレラ城と花火といい、ランドの「カリブの海賊」を思わせるセットや音楽といい、サブリミナル効果(今では否定されているようですが)も満載。
やっぱり商売上手ですよね。









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夜は短し歩けよ乙女

2017-05-03 22:13:03 | 読書・映画
今日は、一人で映画を見ました。
レディース・デイです。
森見登美彦さんの小説が、テンポよく、弾んだ映画に仕上がっていました。
アニメだからこそだなと、思います。
実写じゃ出せない微妙なおもしろさにやられます。
なんだかヘンテコな絵も、魅力的でした。
そして、歌姫、新妻聖子ちゃんの素敵な歌声も楽しめます。
^ - ^思わず拍手したくなりました。
一日一回限りの上映で、しかも、ゴールデン・ウイーク中だけという、短い上映期間ということもあって、けっこう大きめの劇場がそこそこ埋まっていました。
面白いですよ。
なにより、京都の描き方がいいです。
懐かしかった。

オススメです。
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本能寺ホテル

2017-01-23 00:10:52 | 読書・映画
ちょっと気になっていた映画を観に行きました。
「本能寺ホテル」
歴史ファンタジーと言ったらいいのでしょうか?
綾瀬はるか演じる主人公が、本能寺の変の前日にタイムスリップするというお話。
よくある話といえばよくある話。
そこが物足りないといえば言えないでもないけれど、楽しく観てきました。
ホテルの支配人の風間杜夫さん、婚約者の父親で、有名な料亭の主人でもある近藤正臣さんという芸達者な俳優さんをそろえているのだから、面白くないはずがない。
濱田岳のまさかの森蘭丸も、笑っちゃうくらい楽しかったです。
だが、しかし、なんとなく、残念な感じがしないでもなくて、もうちょっとなんか欲しかったような。
ヒロインが綾瀬はるかなので、この子、このあと「鹿男」の藤原先生になるのね、と思ったりしたのは、私だけではないよね。

おもしろいけど、「歴史好き」も納得というキャッチコピーは、どうかな?と思う私です。




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星籠の海

2016-06-16 11:24:23 | 読書・映画
昨夕、映画に行ってきました。
今週末から仕事が忙しくなるので、気晴らしの先取り。

「星籠の海」を選んだのは、探偵御手洗潔役が玉木宏だから。
だって、好きなんだもん。

この原作は読んでなかったのですが、福山が舞台だというのも、選んだ理由のひとつ。
広島弁(厳密に言うと、そうじゃないのですが)が懐かしかったわ。

村上水軍とか、幕末の黒船来航とか、外国人労働者とか、違法薬物とか、水竜伝説とか、とにかく盛りだくさんの要素が詰め込まれていて、一体どうなるの?という話を、ぎゅっと二時間でまとめあげた力業はお見事です。
(誉め言葉なのか?)
冒頭の陰惨で猟奇的な事件は見て気持ちのいいものではないけれど、様々な謎は、きちんとヒントが与えられていて、とてもフェアーです。
事件のからくりはすぐにみえてくるのですが、それを結ぶ糸(動機)を探すための2時間。

瀬戸内の海の美しさと、広島弁が懐かしい私には、まあ、許せる映画でした。

でも、個人的に、うざいお姉さんはいらない!
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マジカル・ガール

2016-03-15 15:39:35 | 読書・映画
仕事が一段落したので、今日は、映画に行ってきました。
とっても後味の悪い、不愉快なスペイン映画です。

題名は「マジカル・ガール」、つまり、魔法少女。
監督が「魔法少女まどかマギカ」に触発されて作った映画です。

白血病で余命わずかな少女アリシアの願いは3つ。
1 変身できること。
2 「魔法少女ユキコ」のコスチュームを着て踊ること。
3 13歳になること。
失業中の父親は、娘の願いを叶えるため、高額なコスチュームを手に入れようと、偶然知り合った精神を病んだ人妻バルバラを恐喝する。
バルバラは、夫に内緒でお金を手に入れるために大富豪の秘密倶楽部に行き、大怪我を負ってしまう。
そこでバルバラは、昔、数学教師だったダミアンに嘘を吹き込み、アリシアの父親を殺すようにそそのかす。

とまあ、アリシアの願いから、わらしべ長者みたいに話が転がっていくのですが、バルバラとダミアンって、「エクソシスト」つながりですよね。
つまり、バルバラは魔女。
ダミアンは、魔女と対決するエクソシスト?
最初のシーンは、12歳のバルバラが、数学教師のダミアンを翻弄する場面。
妖艶な笑みがすでに邪悪です。
そして、次に登場するのが、純粋な少女アリシアが無心に踊るシーン。
この同じ12歳の少女の対比が実に見事だなと思いました。

ところが、汚れのないアリシアの願いが、周りの人々の運命を少しずつ狂わせ、最後には、最悪の結末へと導いていく。
うわぁ!です。
なるほど、「まどかマギカ」だわ。

アリシアが父親にあてたラジオ・メッセージ。
あれを聴いていたら、運命の歯車は止められたのか?
ダミアンのジグソーパズル。
最後の一片がなくなってなければ、バルバラの誘惑に負けなかったのかな?
いろいろ考えてしまう。
後味最悪の、不愉快な映画なんだけど、そのなんだかザラッとした手触りにハマります。
こういうの、嫌いではない。
ただし、万人受けはしない映画なので、おすすめはできません。

そうだ、簡単なスペイン語が少し聞き取れました。
ちょっと嬉しかったです。
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