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茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

キャロル

2016-03-01 14:31:10 | 読書・映画
気分転換に、映画にいってきました。
お持ち帰りの仕事でウンウン唸ってるのですが、だからこそ、気分転換。
今日は、ファースト・デイ。
お得に映画を楽しめます。

「キャロル」は物語そのものももちろんですが、その50年代のファッションやインテリアがとても素敵です。
ケイト・ブランシェットのマダムな衣装や大きめのアクセサリーのなんとゴージャスなこと。
ミンクのコートがあんなに似合うなんて、もう、信じられない。
私だって憧れちゃいます。

ルーニー・マーラーのカラフルな帽子や可愛らしいコート、女学生みたいなチェックのジャンパースカートも素敵です。
オードリー・ヘプバーンみたいな感じで、可憐でした。
もう少し若かったら、真似したいスタイル。
私好みです。

ストーリーは、女同士の恋愛物語。
でも、全然いやらしくなく、心の繋がりが丁寧に描かれています。

自分は何を望んでいるのか。
自分らしく生きていくとはどういうことなのか。

そういうことがテーマなのかな?

ラスト・シーンのケイト・ブランシェットの微笑みが、とても素敵な映画でした。
このポスト・カードをもらいました。
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完全なるチェック・メイト

2016-01-11 13:34:54 | 読書・映画
日比谷まで出かけて、映画を見て来ました。

「完全なるチェック・メイト」
伝説的なチェス・プレイヤー、ボビー・フイッシャーの人生を基にした映画です。

これ、すごく面白かったです。
チェスのルールなんかわからなくても、役者の表情だけで、ちゃんと勝負の流れや勝敗の行方がわかってしまうのです。
すごい!と思いました。
「スパイダーマン」のトビー・マグワイアって、こんなに演技うまかったっけ?

背景の冷戦構造もうまく処理していて、ヒートアップする周囲の思惑や、4手進むのに3000億通りの可能性を考えなければいけない集中力。
それこそ、すべてをなげうって、チェスのためだけに捧げられたら人生。
その重圧に心を病んでいくボビーは、ベトナムで戦い、精神を病んで帰ってきた若者達と同じだったのですね。

この映画を見て「CHESS」の世界が、また一つ、すっきりしました。
ひとつひとつの歌詞や台詞の意味が、腑に落ちたのです。
そして、もう一度「CHESS」の世界にひたりたいなあと。

「CHESS」ファンの方は、ぜひご覧になってください。
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ST

2015-03-10 20:23:29 | 読書・映画
お兄ちゃんと、気分転換に映画を見に行ってきました。
今日は、109シネマズは、大人1100円のサービス・デー。
しかも、ちょうどポイントが6つ貯まっていたので、一人分はただ。
気になってはいたけど、あまり期待していなかったSTも、今週でおしまいだというので行ってきました。
TVと連動した映画って、イマイチのことも多く、正直そんなに期待していなかったのですが、おもしろかったです。
48時間というタイム・リミットがあるので、とても展開がスピーディー。
ドラマを見ていない観客を期待していない不親切な作り方が成功してるのだと思いました。
お兄ちゃんが、DVD出たら買うといっているので、楽しみに待ちましょう。
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がっつり、映画

2015-02-02 19:22:17 | 読書・映画
CSの日本映画専門チャンネル。
今月、けっこういいのやってますね!
さっきまで「櫻の園」やってました。
大コケしたリメイク版ではなく、オリジナルのもの。
この、何ともいえない女子校の雰囲気、好きです。
リメイク版もやるみたいです。
こわいけど、見比べてみますか?

今は、「きょうのできごと」やってます。
これも、すごく好きな映画。
高校生だったお兄ちゃんと、渋谷まで初日の舞台挨拶を見に行きました。
残念なことに、妻夫木君は来なかったのですが、当時、お兄ちゃんは池脇千鶴のファンだったので、十分満足したみたいでした。
これも、不思議な空気感の漂う映画です。
DVDはちゃんと持っているんですけど、ほとんど見ていなかったので、懐かしいです。
原作者の柴崎友香さんは、「春の庭」で前回、芥川賞をとりましたね。
なんだかまったりした時間が流れてます。
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トラッシュ!この街が輝く日まで

2015-01-14 09:40:54 | 読書・映画
感想が、遅くなりました。

「トラツシュ!」は、久々のミニシアター系の映画。
「みゆき座」は、トーホー系列のそれなりに大きな劇場だし、この映画自体も日本では東宝東和が配給しているから、本当の意味でのミニシアター系とはいえないかもしれません。
でも、内容的には万人受けする映画ではないし、監督・脚本が豪華とはいえ、誰もが知っているかというと微妙な線だし、上映館数も少ないから、やっぱりミニシアター系かなと。

私はこの映画、好きです。
好きだけど、無条件に面白かったよ!と勧められるかというと、むつかしい。
(そこがミニシアター系)

シリアスでドキュメンタリーっぽい造りなのかと思わせながら、シニカルなユーモアが漂っているし、なんか、ファンタジーだし。
ラテンアメリカの貧困と不正に立ち向かう少年たちの感動作、と思って意気込んで観ると、思いっきり肩すかしをくらいます。
冒頭がかなりショッキングだから、わっと映画にひきこまれていきますが、途中で、あれ?なんか変?みたいになって、もちろん、感動的なシーンや台詞もあるんだけど、最後は、これ?みたいな。
ただ、見終わった後、心に何かが引っかかる作品。

私が印象的に感じたのは、不正に加担している警官の日常が垣間見えた場面。
ありふれたダイニング・キッチン。
奥さんが料理を作り、娘はダイニング・テーブルの上で宿題をしているシーン。
どうでもいい場面なのかもしれないけれど、この小さなカットで、この悪徳警官を憎めなくなるのです。

なんか、わからない感想ですね。
すみません。

昨日の夜、お兄ちゃんと「ホビット」を観たのですが、こちらは、まさしく娯楽作品。
マイマックスの効果を活かした迫力満点の戦闘シーンとか、ワクワクドキドキする展開とか、ツボを押さえた作品。
ああ、面白かったね!と、素直に言えます。
スッキリ、さわやか、しみじみしても、心にトゲは残りません。

「トラツシュ!」、「ホビット」って、2日続けて全く違う映画を見たせいで、いろいろ考えることができました。
こういう取り合わせ、たまにはいいかも。
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ホビット 決戦のゆくえ

2014-12-17 19:11:28 | 読書・映画
ホビット三部作、ついに完結です。
三部作の中では、一番面白いと思いました。

あっという間にスマウグ(竜)が退治されちゃうのがちょっと残念だったのですが、その後の人間(ドワーフ)ドラマとか、戦闘シーンなど、お楽しみはいっぱいです。
私はちょっとお高いけど、せっかくだからアイマックス(3D)で見ました。
戦闘シーンはやっぱり迫力あります。

それから、すごくテンポがよくて、あまり長さを感じませんでした。
長く感じたのは、エンディングくらいかな?

それにしても、黄金に心を奪われていくトーリンを何とか助けようとするビルボって、ほんと、いい奴ですよね。
変人ホームズを見捨てないワトソン君に通じるものを感じました。

ところで、あの、ドングリの実は、ちゃんと植えたのかな?
すごく気になったので、「ロード・オブ・ザ・リング」の公式ガイドブックを引っ張り出して、フロドの家(ビルボの家)の写真をさがしたのですが、よくわからないのですよね。
DVDを引っ張り出してみるしかないかな?

ちょっと無理やりっぽけど、あれやこれや、「ロード・オブ・ザ・リング」へのつながりみたいなものも感じられます。
白のサルマンはまだ味方なんだけど、ちょっと胡散臭いし。

これでおしまいかと思うと、ほんと、さびしいです。
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おすすめの一冊

2014-11-19 21:13:25 | 読書・映画
すごく気になった本だったので、図書館にお願いしていれてもらいました。
父子家庭の父親が、高校生になった息子のために作った三年間のお弁当の記録です。
作り始めは、プラスチックのお弁当箱に、卵やきやマルシンハンバーグがつめてある、なんとなくさびしげなお弁当。
ところが、お弁当作りに慣れ、その面白さに開眼するにつれ、お弁当箱は曲げわっぱになり、彩りも綺麗なバランスのとれた美味しそうなお弁当に進化していきます。
しかも、恋をした息子のために、ダイエット弁当まで考えて作ってあげちゃう!
すごい、すごすぎます。
高校生活最後の三段重のお弁当は、まさに圧巻です。

これは、お弁当のレシピ本ではなく、お弁当を通した父と子の心の記録です。
同じおかずが何度も登場するけど、それこそ、これが本当にちゃんと毎日作ったお弁当の証拠でもあります。

私は、このブログの中で、お弁当日記を公開していたことがあります。
はじめはなんとなくアップしていただけだったのですが、結構評判が良く、発表するのが励みになって毎日のお弁当づくりを頑張れたという側面もありました。
最近はいろいろサボリ気味なので、夕ご飯日記でもはじめてみようかな?
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リンバロストの乙女、そばかすの少年

2014-10-26 19:35:40 | 読書・映画
ジーン・ポーターの「リンバロストの乙女」がおもしろかったので、「そばかすの少年」もネットで探して読みました。
角川のシリーズではなく、光文社古典新訳文庫のシリーズの一冊です。

「八人のいとこ」と「花ざかりりのローズ」が少女マンガの王道だとしたら、こちらは、何だろう?
そうですねえ、「リンバロストの乙女」は、ちょっと昼ドラっぽいノリです。

簡単にあらすじを言っちゃうと、主人公の少女エルノラは、リンバロストの沼のそばで、母と二人で暮らしています。
エルノラの母は、最愛の夫が自分の目の前で底なし沼にはまってしまい、助けようとしたときに陣痛が起こってエルノラが生まれたために、夫を死なせてしまいます。
夫の死が原因で、エルノラの母は、エルノラに対して愛情をもつことができなくなってしまいます。
エルノラは、冷たい母に傷つけられながらも、隣家の夫婦や鳥のおばさんに支えられながら、学校へ行きたいという夢をかなえ、自立していきます。
エルノラの母も少しずつ変わりはじめ、ついに、実は最愛の夫が沼にはまってしまったのは、浮気を隠すために沼の近くを通ったためだったという事実を知ります。
愛すべき相手は不実な夫ではなく娘だったということに気づいた母は改心し、優しい母親にかわっていきます。
そんな二人のまえに、病気療養のためにリンバロストにやってきたフィリップが現れます。
フィリップには、美しいけれど気まぐれなポリーという婚約者がいます。
けれども、次第にエルノラにひかれるようになったフィリップは、ポリーのわがままに愛想をつかし、というふうに三角関係がもつれていきます。
最後はちゃんとハッピーエンドですが、ドロドロした展開が、なかなかおもしろいです。
ポリーが敵役らしくがんばってくれるので、盛り上がります。

さて、エルノラは、とても強情な少女です。
強情というのは、意志が強く、我慢強いという意味です。
隣人の経済的援助には頼らず、自分の才覚だけで、学校の費用を作り、お友達とのおつきあいもこなしていく賢すぎる少女です。
このかわいげのなさが、エルノラの欠点かな?と思うのですが、あっぱれな少女です。

「そばかすの少年」は、「リンバロストの乙女」のなかにちらっと出てくる「そばかす」ことオ・モーア卿が主人公のお話で、この作品を先に読んだ方がわかりやすいと思います。
みなしごのそばかすが、その勇気と誠実さで周りの人々から信頼を勝ち取り、天使のようなエンジェルという少女と恋に落ち、最後には、自分のルーツを見つけ出すというお話。
物語の舞台がリンバロストの森で、バードレディ(乙女では「鳥おばさん」と訳されています)が大活躍しています。
(村岡花子さんの訳はちょっと古くて癖があるので、新訳の方がわかりやすいかな?という気がします。)

すっかり家庭小説にはまってしまったので、次は「十七歳の夏」という、なんだかもぞもぞしそうな本を読みたいと思います。
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なんだか、もぞもぞ

2014-10-07 19:39:22 | 読書・映画
「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」、読み終わりました!

読後の感想は、なんとも微妙。
おもしろくなかったわけではありません。
もう少し、若いときに読んどけば良かった。
なんとなく、気恥ずかしくなってしまいました。
変な例えですが、気分的には、ラノベを読んでるのと同じ。
なんか、もぞもぞする。

「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」は、若草物語を書いたルイザ・オルコットの作品です。
両親を亡くしたローズが、素敵な叔父様に引き取られ、素敵な女性へと成長していくというのが、大きなストーリーの流れです。
でも、その叔父様は、若い頃ローズの母を愛していて、そのために、ローズの父親と仲違いしていた過去をもっています。
母親の面影のあるローズを、自分の理想とする女性に育てていくわけですから、そう、どこか「源氏物語」っぽい。
もっとも、この叔父様は、自分の妻にしようという野心(邪心)はないから、まだ、ましですね。
甘やかされていたローズを、明るく健康で優しい少女に育てようとするのですが、読んでるうちにだんだんイラッとしてきました。
だって、女の子の存在価値はは、男の子のお世話をしたり支えるもの、という、「めざせ良妻賢母!」の物語なんですよね。

ローズを取り巻くいとこたち(ぜんぶ男の子)のうち、ジェシー叔母の子どもたちは、父親が船長さんで不在がちではあるけれど、心優しく愛情豊かな母親のもとで、礼儀正しく心身ともに健康に育っています。
がみがみお説教する厳しいジェーン叔母に育てられた二人は、優しく物わかりのいい父親がいるおかげで、やっぱり、素直に育っている。
ところが、かつて社交界の花形だったことを今でも誇りに思っているクララ叔母が甘やかして育てたチャーリーは、そんな妻を嫌った父親が外国暮らしをしているために、ハンサムで
優雅だけど、中身のないダメ男にそだっちゃった!
いかにも、な設定。
まあ、家庭小説ですもんね。

読んでいるとお説教臭いのがちょっと鼻についたりするのですが、でも、ローズは、ものすごくいい子というのではなく、見栄っぱりなところもあり、誘惑に負けそうになる普通の女の子。
出来すぎちゃんじゃないのは少しホッとします。
でも、中身が空っぽのチャーリーが初恋の人で、チャーリーの口車にすぐのせられちゃうお馬鹿さにはイラッとします。
てっきりローズの愛情でチャーリーが改心するのかと思っていたら、あっと驚く展開。
チャーリーは、馬から落ちて死んじゃうんですよね。
そこは吃驚しました。
母親が甘やかして育てた男の子を正しい道に戻すのは困難だってあったから、まあ、そうするしかないか、ではありましたが。
結局、ローズが選んだのは、ジェーン叔母とマック叔父の息子、マック。
お互いに価値観がよく似ていて、まあ、お似合いの二人です。

それにしても、ああ!まるで「キャンディー・キャンディー」の世界だわ。
正確には、「キャンディー・キャンディー」が、いろんな家庭小説から、いいとこどりしていたのですが、最初に書いた「ラノベ」みたい、というのは、あたっていましたね。

お隣の席の方が、なんだか懐かしいとおっしゃるので、お貸ししました。
「昔気質の少女」が大好きだったとおっしゃっていて、「八人のいとこ」と「花盛りのローズ」は題名はなんとなく覚えているん程度なんだそうです。

次は、「リンバロストの乙女」を読むつもりです。
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ジャージー・ボーイズ

2014-09-28 13:57:15 | 読書・映画
気になっていた映画「ジャージー・ボーイズ」を見てきました。
これ、すごくいいです。
気になっているんだったら、絶対、見るべきです。

あらすじとかなんかは、映画のHPにいくらでも書いてあるからここには書きません。
一言で説明するなら、「君の瞳に恋してる」で有名なフォー・シーズンズの、友情と成功と裏切りと転落に追ったドキュメンタリータッチの映画、かな?
でも、ドキュメンタリーではありません。
友情の裏側にある、嫉妬とか羨望とか、見えないふりをしてごまかしている、そういう部分が描かれていて、ちょっと胸が痛みます。

リーダー格で俺様なトニーは確かに問題児でいやな奴だけど、彼なりの責任感みたいなものも持っているんだよね。
リード・ボーカルのフランキーは、そんなトニーを疎ましく思いつつも、彼に見出された恩義もあって、非情に切り捨てたりできない。
作曲を担当するボブは、若さゆえの自信家で、傲慢なところもあるけれど、傷ついたフランキーに寄り添う優しさもある。
途中脱退するニックは、なんだか痛ましかったなあ。
四人組の中で、自分だけが存在感がないと悩んでいたけれど、四人の絶妙のハーモニーは、四人だったからなのにね。

もともとは、何年か前のトニー賞の作品賞を取ったジュークボックス・ミュージカルがあって、その映画化です。
でも、台詞なんかは普通だし、音楽は、ライブ・シーンや背景に流れる程度なので、ミュージカルアレルギーの人でも大丈夫ですよ。
舞台では、4人メンバーが、それぞれの季節ごとのナレーターを担当して、四人の思いのすれちがいとか嫉妬とかが浮かびあがるような構成だったみたいです。
日本ではまだ、上映されていないのですが、けっこう人気のあるミュージカルみたいです。
映画では、もっと細かく、シーンや事件ごとに複数の視点からナレーションが入るので、四人の気持の軋みがわかりやすく、すごく切ない気持になります。

私はいわゆる「フォ・ーシーズンズ」世代ではありません。
正直、「君の瞳に恋してる」は、トレンディードラマの主題歌になっていたから知っていたくらいで、「フォー・シーズンズ」がどんなグループなのかなんて全然知らなかったし、興味もありませんでした。
でも、この映画を見て、ただ乗りのいいラブソングだとばかり思っていた「君の瞳に恋してる」が、すごくいとおしく思えました。
サントラ盤、買っちゃおうかな?

この映画がヒットしたら、日本版の「ジャージー・ボーイズ」の上演もあるかもしれませんね。
フランキーの高音のファルセットを出すのは、かなり大変そうですが、あっきーだったら歌えるかな?なんてことも想像したりして。
以上。








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耳に残るは君の歌声

2014-03-30 21:38:40 | 読書・映画
「ピトレスク」を見て、無性に見たくなったのがこれ!
もう10年くらい前の映画です。

監督はサリー・ポッター。
こちらも女性ですね。

第二次世界大戦前夜のヨーロッパを舞台にした映画です。

ロシアのユダヤ村に住んでいたフィゲレは、ポグロムから逃れるために、父のいるアメリカへ向かおうとするが、乗った船はイギリス行きだった。
そこで彼女は名前と言葉(母語)を奪われ、スージーとして生きることになる。
過去を奪われた彼女を支えたのは、耳に残る父親の歌ってくれた子守歌。
十年後、スージーはアメリカに行く費用を稼ぐため、パリのレビュー劇場で働きはじめる。
パリに渡ったスージーは、ロマの青年チェーザーと恋に落ちるが、ドイツ軍がパリに侵入し、ユダヤ人迫害に手をのばしはじめる…。

あらすじはこんな感じかな?
父親を追い求めるひとりの女性が、ロシアからイギリス、パリ、そしてアメリカへと旅をする映画です。

ミニシアター系の映画だったので、知っている人は少ないかもしれませんが、この映画、ものすごくいいです!
なんたって、チェーザー役のジョニー・デップがものすごくかっこいいのです。
最後に、かっと目を開くシーンがあるのですが、もう、その眼力!色気!それだけでも、ファンにはたまらない映画です。
それから、スージーの親友?、ロシア人ダンサー・ローラ役のケイト・ブランシェット。
もう、すごい色気です。
しかも、英語の堪能な友人によると、ロシア語訛りの英語がすごいらしいですよ。
(私にはさっぱりです)

パリが主な舞台なのですが、この映画の主要人物はみんな異邦人なんですよね。
主人公はロシア系ユダヤ人。
その恋人はロマ。
親友はロシア革命から逃れてきた「追放ロシア人」。
その恋人役のイタリア人オペラ歌手は、南部からの移民として蔑まれて育った。
この四人の不思議な繋がりが、ひりひりするような物語を紡いでいきます。

そして、音楽がまた素晴らしいのです。

うまく説明できないから、ぜひぜひ、見てください。
「ピトレスク」のパリに繋がっていくのを感じて欲しいな!

さて、主人公の声は、なんと、坂本真綾さんです。
吹き替えで見たことがなかったので、気がつきませんでした。
この次は、吹き替えで見てみようかな?
写真を忘れていました。
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アナと雪の女王

2014-03-19 23:47:46 | 読書・映画
今日は女性サービスデーだったせいか、満席でした。
どうも私が買った席が最後だったらしく、電光掲示板にバツ印がついていて、お兄ちゃんたちから「買えたの?」と聞かれ、慌ててチケットをみなおしたくらい。
劇場の中は制服姿の女子高生がいっぱいで、女子高生のグループの中にポツンとひとりおばさんが座っているという、なんか恥ずかしい状況でした。


さて、評判がいいのですごく期待していったのですが、正直、やっぱりディズニーだなあと思いました。
安心して見ていられるし、絵はきれいだし、楽しいです。
でも、やっぱり、ディズニーなんですよね。
良くも悪くも。
ミュージカルとしては「Let It Go」以外に耳に残るような曲がなく、ちょっと残念なのですが、でも、あの氷の宮殿を造るシーンだけでも見る価値はあると思います。
イディナさんの歌と、エルサの表情や生き物のような氷の造形がシンクロしていて、迫力があります。
今日は字幕版でしたが、吹き替え版と比べてみるのも面白いかな?と思いました。
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ホビット

2014-03-13 08:40:12 | 読書・映画
昨日、夕ご飯の後、お兄ちゃんと映画を見に行きました。
「ホビット」の第二弾です。
インフルエンザにかかってしまったので一週間遅れでしたが、その分、予習(復習?)は抜かりなくやりました。
「ロード・オブ・ザ・リング」は、本編だけじゃなく、特典映像のメイキングまで観たし、「ホビット」のBlu-rayも、3回も観てしまいました。
(インフルエンザでする事がなかったものですから)
今回、どうせならとIMAXを選択。
大きなスクリーンからはみ出してくる映像と地響きのようなサウンドを楽しみました。
さすがに3時間近く座っているのは疲れましたが、おもしろかったです。

今回、若き日のレゴラスが登場しているのですが、うーん。
若いはずなのに、なぜか老けている(笑)。
前作のイメージが強すぎて、アクションシーンが重たそうで笑ってしまったのでした。
もちろん、あの身軽なエルフの華麗なアクションシーンは健在です。
ただ、やっぱりあの溌剌とした若さは望めません。
それって仕方のないことです。
大型スクリーンって、容赦ないですね。

お兄ちゃんは、もう一回行ってもいいと言っていましたが、私はもう十分。
Blu-rayが出てからゆっくり楽しみたいです。
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まどか☆マギカ

2013-10-31 05:59:07 | 読書・映画
あっきーの舞台のあと、「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版を見ました。
本当に救いのないお話(救われているともとれる)なんだけど、おもしろかったです。
「叛逆の物語」というサブタイトルどおりの内容。 
きっと、続編があるんだろうな。
かわいい絵なのに、内容はダーク。
ほんと、不思議なアニメです。
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コール・ポーター

2013-08-19 10:41:23 | 読書・映画
「五線譜のラブレター」っていう映画をご存知ですか?
作曲家コール・ポーターの人生を描いた映画です。
10年くらい前の映画ですが、ちょっとこじゃれたミュージカル仕立てになっています。
全編にコール・ポーターの楽曲が贅沢に使われていて、主演は、トニー賞もとっているジョナサン・プライス。
昨日から、このサントラ版を聴いてます。
すごく、心地いい音楽です。
なんで、この映画の話になったかは、あとで種明かしです。
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