鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」

連載中の「ぷらっとウオーク」などをまとめました。

鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」 ・・・孫たちのアサギマダラ

2014-10-07 | 「ぷらっとウオーク」 2012年~2015年

孫たちのアサギマダラ        

                                                     情報プラットフォーム、No.325、10月号、2014、

 孫の暖(ひなた)君と柊(しゅう)君と一緒に、秋葉山でのアサギマダラのマーキングに参加して丁度一年が経った。これはその記録であり、孫達は今年もと張り切っている。

  鈴木一枝様       -------- 武中弘子(一般社団法人香美市観光協会)

    先日(10月14日、土曜日)は当協会の「アサギマダラのマーキング&観察会」にご参加頂きましてありがとうございました。心より感謝申し上げます。皆様 と一緒に写しました集合写真を同封致します。楽しかった思い出となりますように・・・・・

 今後ともよろしくお願い申し上げます。なお、一枚は暖君と柊君のお母さん、濱田明日香様にお渡しくださいませ。(平成25年10月30日)

  あさぎまだら -------------------- はまだ ひなた(濱田 暖)

  きょう、山にいって、あさぎまだらをつかまえにいきました。あさぎまだらは、みずいろとちゃいろのきれいなちょうです。まず、大きなあみでつ かまえて、おおきさをはかりました。それから、はねにつかまえたばしょ、ひづけ、じぶんのまあくをかいてはなしました。あさぎまだらは、うみをわ たってたびするちょうです。こうちけんからながいたびをして、どこでみつかるか、わくわくします。(大篠小学校1年4組学級通信「はい げんきです!」H25/10/22、No.30より)

  山崎三郎様                     --------鈴木朝夫

  テレビ局の取材がありますとのお知らせ頂いた日の夕方(10月22日、18:35)のNHK(ゆうどきネット)でのレポートを観ていると、下の孫、柊君が 「あ!アサギマダラの山崎さんだ」と叫んでいました。「こんど会ったときは『サブちゃん』と言ってもいいの」とも聞いていました。若々しく素晴ら しいサブちゃんがテレビの中に居ました。

  上の孫、暖君の感想文が小学校のクラスレポートに掲載されました。よく書けていると思います。コピーをお送りします。

  今、NHKBSで、アサギマダラと同じように、カナダ-メキシコとアメリカ大陸を南北に移動するオオカバマダラ(モナーク蝶)の番組を見終 わったところです。北米では、森林伐採や環境破壊で危機的な状態になる可能性が報じられていました。(2013/10/24)

    濱田暖くん ------------ 山崎三郎(秋葉山アサギマダラの会事務局長)

 素晴らしい作文をありがとう。また来年もマーキングに誘いますので参加して下さい。さぶちゃんから嬉しいニュースを届けます。暖くんが秋葉山(AKB) で捕獲した1頭のアサギマダラが屋久島で再捕獲されたのです。その捕獲標識記録と再捕獲情報をお知らせします。

    「捕獲情報」。標識:AKB Hひ-26 10/14、性別:♂、サイズ:55mm、新鮮度:O(良)、捕獲日:2013/10/14、気象条件:晴れ20℃無風、標識地:高知県香美市香北町岩改 (P-3観察地)、北緯33°46′45″、東経133°46′12″、標識者:濱田暖(ひなた)、吸密植物:サワフジバカマ。

  「再捕獲情報、屋久島36」。 標識:AKB Hひ-26 10/14(左前翅)、性別:♂、新鮮度:EO(著しく痛んでぼろぼろ状態)、再捕獲日:2013/12/10、11:15、再捕獲地:鹿児島県屋久町尾 之野間(JRホテルの裏)、再捕獲者:久保田義則、追記標識:YAKU YK-3094 12/10。

 アサギマダラの移動距離は482km(高知-屋久島間)、所要日数は57日間(10/14~12/10)です。30頭を捕獲した中の1頭が屋久島で確認 されたのです。暖くん、お目出度う。

   参照:{旅する蝶、北米大陸と日本列島}、本誌、No.285、6(2011)

 

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鈴木朝夫  s-tomoo@diary.ocn.ne.jp 〒718-0054 高知県香美市土佐山田町植718

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秋葉山アサギマダラの会と、アサギマダラ(渡りをする蝶)観察会 開催しました(その1)

秋葉山アサギマダラの会と、アサギマダラ(渡りをする蝶)の観察・マーキング会を 開催しました(その2

秋葉山アサギマダラの会と、アサギマダラ(渡りをする蝶)の観察・マーキング会を 開催しました(その3)

 

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鈴木朝夫の「ぷらっとウオーク」 ・・・サンフランでお会いしたゴバ教授

2014-10-07 | 「ぷらっとウオーク」 2012年~2015年

サンフランでお会いしたゴバ教授        

                                                         情報プラットフォーム、No.324、9月号、2014、

   四十年以上も前の話である。ある日、親しくしていたスタンフォード大学のシャービー教授ご夫妻が私達を夕食に誘ってくれた。「ディナーにはゴバ教授夫妻も 誘っている。彼の研究成果は君も良く知っているだろう」との話である。心当たりは全くなかった。でも、お会いして、名刺を頂き、研究論文の別刷り を貰って始めて分かったことは、ゴバ教授とは、有名な Goldberg教授であり、カナで表記すればゴールドバーグ教授だったのである。ゴールドのド(デュ、デゥ)とバーグのグ(グュ、グゥ)の音が聞き取れ なくてゴバ教授となったのである。でも一度聞いてしまうと、以後はデュとグュの音が明瞭に聞こえるようになるのは不思議である。口を閉じるときの 音として聞き取れるのである。日本語のガギグゲゴで、日本語の濁音の意識で、英語を理解しようとしたことが間違いなのである。

   シャービー教授ご夫妻が来日した時、銀座の散策のお供をしたことがある。ホスト役の中村教授ご夫妻の代わりに、中村教授夫人とご一緒の街歩きである。奥様 は英語に堪能ではなかった。彼女は「日本にもマクドナルドは沢山ありますよ。(In japan we have many McDonald.)」と会話を続けようと努力するが全く通じない。「鈴木先生。どうして通じないのでしょう」と困っていた。私の「マック・デナル」のよ うな発音で分かって貰えたのである。終わりの「ド」は明瞭には聞こえない。外国語を覚えるとき日本人はカタカナで発音を記憶しようとする。これが 間違いの元なのである。

  日本人にとってサンフランシスコはとても長い単語に思える。だから「サンフランに行って来た」と表現する。「サン」「フラン」「シスコ」と3拍なのであ る。ロスサンジェルスも長いと感じる日本人は「ロスに居たことがある」と伝えることが多い。アメリカ南部の「ロスアラモス」もロスである。「何処 のロスですか?」と意地悪に聞き返したくなる。「ロス」「アン」「ジェルス」とやはり3拍なのである。

  現代の日本人は「アイウエオ」や「イロハ」が音声の基本と思っている。でも江戸時代や平安時代は違って居たようである。方言にはその痕跡が残っている。昔 は「わゐうゑを(ワヰウヱヲ)」のようにア行とワ行が区別されていた。出来るだけ原音に近く発音し、出来るだけ原音に近づけたカナ表現を心がけた と思われる。ロシヤをオロシヤ、イギリスをエゲレス、アメリカをメリケンなどがその例である。今の日本語には「R」と「L」の区別はないが、Rの 前にWが付くような音を区別しようとしたのである。ドイツ語にはウムラウトと呼ばれる母音がある。文字の上に2つの点を付けて(ä 、ö、ü)と表現する。例えば、ö(オーウムラウト)は、口を「オ」の形に開けたまま、「エ」と発音する音である。有名な川柳がある。「ギョエテとは俺の ことかとゲーテ言い」である。今ではゲーテが普通であるが、昔はギョエテと仮名書きしていた。ロナルド・レーガンが大統領になる時、最初の内はマ スコミではリーガンと報道されていた。

  仮名文字を持たない中国では、同じような,より大きな混乱が起こる。中国で大学の研究室に案内された時に、机の上の分厚い人名辞典を見つけた。有名な外国 人の漢字による表記法が記載されていた。「これに載っていない人がニュースになった時は?」の質問に対する答えは、「最初はまちまち、やがて統一 見解がだされる」であり、納得したことである。なお、音と意味を合わせる工夫を知るのも楽しいことである。明治時代には日本でも様々な工夫がなさ れた。「倶楽部(クラブ)」がその最高傑作である。中国(台湾)では「迷汝(ミニ・スカート)を発見した。

 

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