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福田新総裁:公明「ハト派」歓迎 財政再建などで温度差

2007年09月23日 | スクラップ

 福田康夫氏の自民党総裁選出を、公明党は「うまくやっていけそうだ」(太田昭宏代表)と好意的に受け止めている。タカ派色の強かった安倍晋三首相と違い、中国や韓国などとのアジア外交を重んじる福田氏の姿勢は波長が合うからだ。ただ、格差是正のため歳出増を伴う政策転換を求める同党に対し、福田氏は財政再建へ一定の規律を求める考え。「政治とカネ」の問題への対応でも微妙な温度差がある。

 総裁選を表向き静観していた同党だが、浜四津敏子代表代行らが定期的に福田氏と会食するなど、大勢は「福田待望論」。福田氏は23日夕、公明党本部で太田氏や北側一雄幹事長らと約30分間会談し、太田氏に「代表は安定感がありますねえ」と声をかけるなど和やかムードが漂った。

 とはいえ、北側氏が求めた2011年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化先送りを、福田氏は「一切考えていない」と否定する。公明党が主張する政治団体の「1円以上」の支出への領収書添付の義務付けにも消極的で、具体的な政策の詰めの段階で摩擦が生じる可能性も否定できない。【坂口裕彦】




毎日新聞 2007年9月23日 22時27分


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