祇園御霊会は、日本三大祭りとしてとても有名になりましたが
もう一つ、早良親王鎮魂から始まったものがあります
桓武天皇死の直前、延暦25年(806年2月)全国の国分寺で
金剛般若波羅蜜多経を月に7日転読させていますが
これが歴史上初のお彼岸法要のはじまりとされています
お彼岸といえば、春分と秋分を中心とした前後7日ほど
彼岸から帰ってくる先祖の霊を迎え、迎え火や送り火をする
行事ですが、日本固有の信仰で他の仏教国では存在しません
起源は、ただ一人早良親王の霊魂を鎮める為に
桓武天皇がはじめたものです
*転読ー経典一巻一巻を正面に広げて読むこと
普通に読むより効果が大きい。