乙訓寺の菩提樹の花がちょうど今、見頃になっています。
淡黄色の花が大きな木にびっしり咲き、
癒しの香気が境内に広がっています。
菩提樹というと釈迦がその木の下で悟りを開いたとして
知られていますが、日本でみられる菩提樹は
中国原産とされるもの。
熱帯産のインド菩提樹の代用として
広く日本の寺院に植えられています。
ここ、乙訓寺の菩提樹は弘法大師お手植えとされています。
811年、空海が別当に任ぜられ、訪れた最澄と
密教についての法論を交わしたとされるお寺に
今年も爽やかな初夏の香りが広がっています。