長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

夏越祓(なごしのはらえ)と水無月と。

2017年06月28日 | 情報
6月も終わりに近づくと、和菓子屋さんなどの店先で

「水無月」を目にするようになります。



セブン通りにある「喜久春」さんの店先には

「みな月」の幕と、その横に「自家製茅の輪」が設置されていて、

「入店時、同時に茅の輪もくぐれる」ようになっています。


喜久春さん自家製の茅の輪

1年のちょうど折り返しにあたる6月30日に、

この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事が

「夏越祓(なごしのはらえ)」です。

各神社では茅の輪が用意され、それをくぐることで

身が清められると言われています。


喜久春さんの水無月

この「夏越祓」に用いられるのが、

三角外郎の上に小豆がのった「水無月」です。

三角の形は、暑気をはらう氷を表し、

ずっと昔、宮中で行われていた「氷の節句」が起源とされています。

「氷の節句」は、氷室(冬に集めた氷を夏まで保存する場所)の氷を

御所まで運び、貴族たちは、その氷を口にして暑気をはらったそう。

「氷室の氷を口にすると夏痩せしない」と信じられていたと言われ、

その風習を庶民がまね、貴重な氷に見立てた

三角形の水無月が作られるようになりました。

上にのっている小豆は、邪気はらいの意味があると言われています。

古来から伝わる「夏越祓」で、

これから迎える半年の無病息災を

願ってみてはいかがでしょうか?

※「茅の輪くぐり」は、旧暦に合わせて行われる神社もあります。

※喜久春さんの茅の輪は、6月30日まで設置されています。













勝竜寺城公園 蓮

2017年06月28日 | 勝竜寺城公園




勝竜寺城公園のお堀では、蓮が咲き始めています。





梅雨本番を迎え、どんよりとした

蒸し暑い日が続いていますが、

風に揺れる柳と水面に咲く蓮の花が

ひと時の涼を感じさせてくれます。

ぜひお出かけください

(写真は6月27日撮影)