長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

楊谷寺で美人になろう

2017年06月15日 | 楊谷寺

(楊谷寺 淀殿弁天堂)

楊谷寺のあじさいは、

6月14日時点で全体として5割ほどの開花だそうです。

あじさいの寺、眼の観音さま…などさまざまな見どころのある

柳谷観音楊谷寺は、じつは「美人になるお寺」でもあります。

本堂から奥之院へ向かう道の途中にある、

淀殿弁天堂(よどどのべんてんどう)。

ここが、美人祈願のパワースポットです。

音楽や水の神様の弁財天(べんざいてん)を

おまつりするお堂なのですが、

珍しいことに、弁財天の像の前にうつくしい女性の人形があります。


(淀殿弁天堂)

この女性が、「淀殿弁天堂」の淀殿(よどどの)です。

淀殿はその美しさから、時の権力者・豊臣秀吉に愛され

跡取りとなる豊臣秀頼(とよとみひでより)を産みました。

お堂の傍には、淀殿が毎日この水で顔を洗っていた

という伝説の残る湧き水があります。


(湧き水と美心手ぬぐい)

湧き水で顔を洗うと、美しくなれるとか。ぜひお試しください。

もっと美しくなりたい!という方のために、

美心(びじん)手拭いや美心絵馬の授与もあります。(有料)

淀殿の人形は、淀殿が楊谷寺の観音さまを信仰し、

寄進などをしていたという話をきいた信者の方から寄付されました。

淀殿は美人の家系で、

絶世の美女と言われるお市(いち)の方の長女ですが、

お市の方は織田信長の妹。

お市の方は信長によって夫を殺され、

再婚しますが秀吉に攻められて夫と一緒に死をとげます。

子供のころから何度も

お市の方と一緒に落城にあってきた淀殿ですが、

自身も、大阪夏の陣で息子・秀頼とともに非業の死をとげます。

歴史に翻弄された淀殿。

ここは、そんな淀殿の冥福を祈る場所でもあります。

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