長岡京市の南の竹藪の近くに20体以上のお地蔵さんと呼ばれる石仏があります。
近くに住む人々には、石仏に拝めば、病気を治してもらえると信じられています。
昔、子共が大変な病気にかかりました。お医者さんは何もできませんでした。
子共のお母さんは大変心配しました。人々の病気を治してくれるという、
お地蔵さんの話を思い出しました。それで、娘のために石仏を拝みました。
昼も夜も祈り続けました。すると、驚いたことに、
娘さんの病気は良くなり始めました。とうとうすっかり良くなりました。
お地蔵さんは、人々を助けると言う仏教の守り神です。
頭がつるっとしたお地蔵さんは、特に子ともたちや旅人を
守ってくれると言われています。(長岡京市昔話より)