長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

「長岡京発掘60年」

2015年03月05日 | イベント
1日中、雨の降りしきる3月1日(日)、中央公民館3階市民ホール

において「スライドでみる長岡京発掘60年」が開催されました。



3部構成で、第1部は井上満朗氏による講演「長岡京から平安京へ」。

桓武天皇が、平安な都を求め、結果として400年の平安な都を

造ることができたのは、長岡京の10年があったからで、長岡京

の果たした役割は大きいと、熱く語って頂きました。



第2部は、京都府、向日市、長岡京市、大山崎町の担当者と

龍谷大学特任教授の國下多美樹氏より、スライドを使って

60年の発掘のあゆみを説明して頂きました。長岡京の「西市」

と「東市」の位置が特定されたことを始め、この60年間に

2100回以上の発掘が行われ、中山修一先生を始め、担当者の

熱意と努力の積み重ねで文献だけでは、わからなかった歴史

が明らかになってきたことが、印象に残りました。









第3部では、國下氏が進行役となり、第2部で発表された方々

がパネリストとなり、「長岡京発掘60年と今後の展望」について

トークセッションが行われました。この60年で、わかったことも

多くあるが、まだまだ解明されていない謎も多いと聞いて、

1230年前の都は壮大なロマンに満ちた世界だと感じました。