長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

長岡京1230歴史特別展示 開催中!

2014年11月08日 | イベント
今年は、奈良の平城京から長岡京へ都が遷された784年から

1230年という記念の年にあたります。

それを記念して『長岡京1230プロジェクト』が行われています。

プロジェクトの一環として、「長岡京1230歴史特別展示」を

バンビオ1番館3階特別展示室で11月9日(日)まで、開催されています。

(9時~17時まで)






ボランティアガイドさんが常駐されていて、

展示物についての詳しい説明を聞くことができます。


手前から縄文土器、弥生土器、奥の黒いのは土師器


重層ガラス玉で宇津久志古墳群(古墳時代中期)からみつかりました。

ガラスの成分を分析した結果、ローマ帝国領域内で

作られたことがわかっています。


恵解山古墳から発見された鉄製の武器の太刀や鏃(やじり) 


埴輪列に立て並べられていた円筒埴輪


長岡京時代の須恵器の大甕は酒の醸造に使用されていました。

大阪府南部の泉北丘陵に存在した須恵器の一大生産地である

「陶邑(すえむら)」で作られたものであることが判明しています。

高さ112㎝、口径58㎝、胴の直径114㎝、重さ90㎏あります。

焼くと20%縮むので、粘土の状態では更に大きく重たかったと

想像できます。当時の技術の高さに感心しますね。


大窯の表面には『おたまじゃくし』


長岡京跡から出土した「漆紗冠(しっしゃかん)」


漆紗冠とは飛鳥時代から平安時代にかけて貴族が着用した

網状の繊維に黒漆を塗った冠です。

このように元の形に近いまま残っているのは非常に珍しいそうです。


正倉院と同笵(どうはん)の四仙騎獣八稜鏡(しせんきじゅうはちりょうきょう)

同笵とは同一の鋳型,または原型からつくられることをいいます。


恵解山古墳から出土した戦国時代の火縄銃の弾


などなど、まだまだご紹介しきれませんが、

見どころいっぱいです

11月9日(日)の長岡京ガラシャ祭クライマックスにむけて

盛り上がっていきましょう