長岡京市観光協会のブログ

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伝説:神の住む池・八条ケ池

2013年08月18日 | 史跡



1638年天満宮をとりまく美しい池を八条宮智忠親王が造営しました。

村人たちはこの池を作った人に因んで八条ケ池と呼ぶようになりました。




池はやがて村人にとって神聖な所となり、その池に住んでいる

コイさえ特別なもので、ふつうの魚よりも成長が早いので

神の魚だと思われて、誰も取ろうとしませんでした。

ある日、欲深い淀川の漁師がこの信じられない話を聞き

夜中に池に忍び込み、魚を全部取ろうと池の水を抜きました。

その時、中提の橋の上で白い着物を着た人に見つめられて

漁師は身動きが取れなくなり、また突然大雨が降り始め、

池の水が元に戻ってしまいました。漁師はすべての力を失い

ただ座って池を見つめるのがやっとでしたという伝説があります。





「ふれあい回遊のみち」は平成5年整備され、水上橋は中国の西湖に浮かぶ

「三譚印月」の回廊をモデルに造られました。今、散策コース

として多くの人が訪れるようになりました。







西池には睡蓮と紅蓮が綺麗に咲いています。

紅蓮は友好都市の中国寧波市から贈られたものです。





西池の入り口にムクゲが咲いてます。蓮はインドの国花、ムクゲは

韓国の国花です。昔々韓国の初の王様はインドの王族の姫を

王妃として迎えたという言い伝えがあります。



また、今年度の都市景観大賞の都市空間部門で

八条ケ池周辺地区の景観が最高位の

国土交通大臣賞を受賞しました。