長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

長岡京市の自然(鳥編)

2013年06月07日 | 鳥・動物

今回は長岡京市で出会える野鳥をご紹介します。


ケリはチドリ目チドリ科の鳥で、全長約35センチメートルのカモメくらいの大きさの鳥です。
温帯アジアの極東部、南部シベリア、モンゴル、中国、日本などで繁殖し、
冬には東南アジアへも渡ります。西日本では越冬するものも少なくないそうです。
頭から胸にかけては灰色で、上面は灰褐色。下面は白色で、胸には黒色の帯があります。
嘴(くちばし)は黄色で先端は黒色。長めの足は黄色で眼は鋭いです。


羽根を広げると黒色と白色との対照が鮮やかです。
キリッ、キリッと鋭く鳴くのが和名の由来とされています。
夜にキリッ、キリッと鳴きながら飛んでいる声の正体はこの鳥です。
河川や水田、海岸の干潟に生息し、昆虫や幼虫、ミミズなどのほか、
イネ科の雑草の種子も食べます。
この日も田んぼで餌を探していたのでしょうか。



この時期田植前の田んぼに水をはります。
その風景は一時だけ大きな池のようでツバメがその水面ぎりぎりを
気持ちよさそうに飛んで、時には水を飲むような飛び方をしていました。



春の風物詩であったツバメの数も減少傾向にあると聞きます。
原因の一つには餌場や巣の材料を集めることができる農地の減少、
身近な里山環境が消失し、巣を作る場所が減っていることも
原因の一つと考えられています。
長岡京市にはまだまだ自然がたくさん残っています。
これからも鳥たちとも出会える自然豊かな町であってほしいですね。
ぜひ野鳥に会いにいらしてください

おまけ

田んぼに水を張って、田植えをするまでの何日間だけ見られる光景です。
西山に日が沈んだ後の夕焼けが水面に映りとても綺麗です。