グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

いつもの散歩道沿いで・・・

2012年05月30日 | 室蘭・四季の野花&花木


 このところ春先を思い返すような、季節外れの陽気が続いていた。一転、午後
からは、空を覆い隠していた雲間から 清々しい初夏の青空がのぞく。
 この場所は、いつも散歩道として利用している居住地の最も北端を走る生活道路。
雑木林が途絶えた道際から眺める、緑陰が濃さを増し始めた室蘭岳方向の眺望で
す。



散歩のつど、足を踏み入れる道沿いの雑木林。春先には華やかに花を咲き競
っていた山野草は、すっかり影を潜める。
 かわって、春~初夏の季節を取り持つように、マイズルソウとクルマバソウが
細い
花茎を薫風になびかせながら、可憐な花を咲かせています。


クルマバソウ(車葉草)、花は小さく純白。8枚の葉が車輪を思わせるように輪生
することが
花名の由来艶やかな葉と純白な花とのコントラストが 清楚な雰囲気を醸
し出している。
 物の本を引用すると、枯れると芳香を放すことから、ワインやリキュールの香り付け
に利用される野花です。



  マイズルソウ (舞鶴草)。毀れ日が射す林の中、左右に広げた葉の中心から、
花茎を伸ばしコンペイトに似た個性的な花を咲かせています。花も草姿も小さく地味
だが、毎年この
季節になると林の中での主役は、このマイズルソウです。

コメント (2)
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