グリーンフォレスト (歳時日記)

春夏秋冬 近隣の自然が織りなす風景と
庭で育てる草花の今を発信しています。
 

牧草地の一本桜

2012年05月13日 | 室蘭・四季の野花&花木




室蘭岳の裾野に広がる牧草地に佇む、一本のエゾヤマザクラ。今年も5月の風
に、枝をなびかせ満開に花を咲かせている。
 樹齢は不明だが、永い年月を風雪に耐え抜いてきた幹と枝。さらに、5本の幹を束
ねる太い株元。何もかもが、
見る目に心地よい感動を与えてくれる桜です。


 

 この桜を見ることが出来る場所は、牧草地に沿うように走る高さ5メートル程の
道路際。一般的な桜の花見の雰囲気とは異なり、今年もこの桜を撮影に多くの方々
訪れています。
 ※ご参考までに : 歩道脇のスチール製の構造物は、防雪塀です。冬、西の方角から吹き付けてくる
  風雪から車の安全走行を確保するため、冬の間はダンパー プレートが閉じられます。

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南部陣屋史跡の春

2012年05月13日 | 室蘭の景色




室蘭南部陣屋史跡。江戸時代から明治時代への移行時まで、北方警備の任務
を担った南部
藩士が駐留。
 今は、屋敷跡の土台や侵入者を防ぐため築かれた土塁や掘などが、当時の佇まい
を僅かに忍ばされる。さらに、周囲には その頃に植えられた
杉の巨木が鬱蒼と生い
茂り
森を形成しています。








史跡の敷地内には、時代を重ねて来た見事な枝振りのエゾヤマザクラや種類を
異にする桜が、今を盛りと花を咲かせています。




史跡を囲むように築かれていた土塁内。木漏れ日の落ちる、やや湿り気のある
環境を好むニリンソウが、群がるように純白な花を咲かせている。


ニリンソウの花に混じるようにオオハナノエンレイソウ(大花延齢草)が、やや
上向き
加減に清楚な花を咲かせています。


 エゾタンポポ(蝦夷蒲公英)。外来種のセイヨウタンポポと見た目には判別しに
くいが、花びらの付け根を裏側から見ると、ある程度の区別がつきます。





 史跡がある陣屋町は、室蘭市の西の郊外に位置する。全面を室蘭港、後方と
両側を小高い山に囲まれた緑あふれる小さな町です。
市内には市街地と一部の住宅地を除くと、規模の大小は異なるが、このような沢沿い
に多くの町が点在しています。

コメント (2)
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