今日は、母の付添い当番で、朝8時前から夜8時前まで、病院に行ってきました。
母は、認知症が急激に進んだと言うより、
せん妄という状態のようです。
興奮状態を抑えるため、肺炎治療のためのステロイドの量を減らし(※1)、睡眠導入剤を処方されたら、夕べはよく眠れたようで、朝6時までは一度も起きず、目覚めてからも幻覚や妄想はなく、受け答えも比較的しっかりしていました。
昨日、一昨日の症状がうそのようです。
食事に2時間ぐらいかかっていたものが、朝食も、昼食も、小1時間でほとんど食べることができました。
一方、朝食後・昼食後ともすぐに寝てしまいましたし、時々息遣いが荒い時もありました。
あまり寝てばかりでは、また夜眠れなくてもいけないので、午後3時ごろ看護師さんに起きるのを促され、車椅子に乗って明るく見晴らしの良い食堂まで行きました。
調子が良さそうなので、「折り紙折れる?」と聞くと、「うん」と答えたので、折り紙で遊んでみました。
兜は、私が途中まで折り、折り方が分らないと言ったら続きを折りました。
手が震えるのでしっかり折れませんし、時間もかかりましたが、妻が折るのを見ながら、奴さんも一人で折ることができました。(表題写真のオレンジの奴。iPhoneで撮影。)
昨日の様子では全く不可能だったので、折ることができたのは感動ものです。
少し疲れたようですが、その後も寝ることなく、夕食も比較的しっかり取り、意識もはっきりとしていました。
今後また悪化があるかもしれませんが、このように回復するのを期待して対応したいと思います。
※1 間質性肺炎の治療のためには、薬を減らさない方が良いですが、症状が比較的軽く、本人があまり苦しそうにしていないこと、酸素の値が悪くないことから、徘徊を防ぐために減らしたそうです。
ちなみに午後計った酸素の値は94、脈拍108、熱は36.9℃でした。