らぷんつぇる**

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文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」

2007年01月27日 23時47分44秒 | Exhibitions
六本木の国立新美術館に行って来ました。
国が作ったとは思えないくらいデザインに凝ったきれーな建物であった。
乃木坂駅と直結しているので建物の外観を見るのは後回しになったけど。
にしても大きい建物です…行きたい展示室に行くまでが遠い~。
いろんなとこにカフェがあったけど、どこも混んでいました。

さて、目当てはメディア芸術祭の企画展です。
去年恵比寿の写真美術館に見に行った時楽しかったので、今年も。
入場は無料でしたわ~い。
展示テーマは「日本の表現力」。
入ってすぐの所は「表現の源流」として江戸時代あたりの幻灯機とかからくり人形とか自在龍とか、明治のすごろくなんかが置いてありました。
やっぱり何度見ても弓引き童子とか、関節が動く金属製の自在龍はスゴイ。
やるな、職人!尊敬すべきクラフトマンシップ。

その奥は1950年代~2000年代の年代ごとのセクションになっていて、アート、アニメ、エンターテインメント、マンガの展示がありました。
時代を代表するアニメ(『鉄腕アトム』『銀河鉄道999』『AKIRA』など)やCM(「文明堂のカステラ」「バザールでござーる」「伊右衛門」など)が流されていたり、一世を風靡したおもちゃやゲームが置いてあったり。
'50年代のものはちょっと斬新に見えたし、'80年代'90年代は懐かしかったりして、いろんな世代が楽しめる展示だったと思います。
お父さん・お母さんにとっては、子供に自分が小さかった頃の話ができるよいきっかけになるんじゃないかな。

さらに展示は「未来への可能性」(メディア芸術祭受賞者や新進気鋭のアーティストによる作品の展示)に。
「クイーン・マンマ」というでっかいオブジェ(?)の中が更衣室になっていたり(実際にイッセイ・ミヤケのイベントで使われた)、物体を触るとその影が勝手に動き出したり、電球がつくと花びらが開くようにひろがる電灯の笠とか、最新の技術を駆使した作品や斬新なアイデアの結晶みたいな作品が見られて面白かったです。
そもそもこういう展示が見たくて出かけたのですが、思ったより作品数が少なかったなー。
…と思ったらメディア芸術祭の作品展はこれとは別に写真美術館でやるらしい。
こっちも入場無料だし、去年の展示が良かったので期待大!


*information*
会期:2007年1月21日~2月4日(30日は休館)
開館時間:10:00~18:00、金曜日は10:00~20:00
会場:国立新美術館2階 展示室2A、2B
入場料:無料
主催:文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・CG-ARTS協会)、国立新美術館
公式ホームページ:文化庁メディア芸術祭10周年企画展 日本の表現力

写真美術館での受賞作品展は2007年2月24日~3月4日に開催されます

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