らぷんつぇる**

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野外上映会「岸辺のふたり」「木を植えた男」

2008年10月26日 21時57分17秒 | Movies
日比谷公園でやっている映画の野外上映会に行って来ました。
上映した作品は「岸辺のふたり」と「木を植えた男」、どっちも上質なオトナのアニメーションです。

*あらすじ*
「岸辺のふたり」

父に連れられ、岸辺にやってきた幼い少女。
しかし、父は少女を残してボートに乗り、そのまま消えてしまう。
来る日も来る日も、自転車で岸辺を訪れては父の去った場所にたたずむ少女。
やがて少女は大人になり、母になり、おばあさんになる。
ある時、干上がった川に入ってみると父が乗っていたボートがあり…。
YouTube→Father and Doughter

「木を植えた男」

フランス、プロヴァンス地方で、強い風の吹く過酷な土地に黙々と木を植え続けたある一人の男がいた。
二つの戦争を知ることもなく、ただひたすらに木を植える男。
やがてその木は大きく育って泉を甦らせ、荒れ果てた地に人々の笑い声が戻ってきたのだった…。


「岸辺のふたり」は今回初めて見ました。
たった8分のアニメでこれだけ表現できるんだーと思った。
ちょっと遅れて行ったので、気がついたらおとうさんがいなくなっていた…。
さすが展開が早い。
おとうさんっ子には絶対おすすめ。
そうじゃなくても、いなくなってしまったひとを想い続ける気持ちは誰にでも共感をよぶと思う。
音楽の感じも良いなー。

「木を植えた男」は以前絵本で読みました。
ストーリーもよいけど、独特な画風も素敵。
年をとったら、こんなおじいさんになりたい。…おばあさんか。
勝手に木を植えたら実は生態系破壊なのでは…なんて邪念が横切るのは中途半端に勉強した罰です。
鳥が戻ってくればいいじゃん!泉が生き返ればいいじゃん!すさんでいた人の心が明るくなればいいじゃん!
てなわけで、名画。
実はこの話は実話ではなく、その一方でなんと日本の会津若松にほんとに黙々と木を植え続けた人がいるらしい。
遠藤現夢夫妻というそうなのだけど…検索して初めて知ったよ!
「木を植えた男」は年号も具体的だし、エルゼアール・ブッフィエなんて名前も出てくるからてっきり実話かと思っていたのに~。

*データ*
「岸辺のふたり」
監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
初公開年月:2004年12月
上映時間:8分
制作国:イギリス・オランダ

「木を植えた男」
監督:フレデリック・バック
原作:ジャン・ジオノ
声の出演:三國連太郎(日本語版)
初公開年月:1988年6月
上映時間:30分
制作国:カナダ

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