らぷんつぇる**

日々のささいな出来事をつづったり
本や映画や食べ物の感想を載せてみたり
ひとりごとを言ってみたり。など。

神戸ぶらり

2009年09月13日 20時02分12秒 | きょうのできごと
さて、だまし絵展のあとは美術館のカフェでランチ。
11時半くらいだったのでまだ空いていた。
ランチプレート(800円、飲み物つきで1000円)を注文。



…これで800円は高いかもしれん。
せめてもうちょっと肉を盛ってくれ。(写真ではほぼ見えない…)
でも、このあとの行動を考えると、ここでお昼を食べておいたのは正解だった。
寄ってきたスズメに露骨にごはんを狙われながら完食。
スズメってこんなにでかかったっけなぁ。

ここから海沿いを歩いて三宮方面へ。
久しぶりに、海を見たかも。
私、海の見える町で生まれたんだよなぁ…(なぜか感慨にふける)。
海の匂いとは、生き物の匂いである。

…てか暑い。
日差しを遮るものが何もない。
日傘持ってくればよかった。

ふと思い立ち、今建築中の研究所を見に行くことにする。
ポートライナーにのって、ポートアイランドへ。
ポートライナーの貿易センター駅は駅だって目立つ表示が何もなくてびびる。
線路は見えるので、その下に何やら建造物がぶら下がっている&柱に「貿易センター駅水道」みたいな表示が書いてある、というとこで駅に気づく。
っておっきく看板出そうよ。

で、研究所予定地最寄り駅へ。
いやー、何もない。
いや、何もなくはないんだけど、最近できましたって感じのしかくーい建物がちらほら見えるだけで。
一緒に駅に降り立ったのも、どこに行くのかわからない二人連れの国籍不明の西洋人だけ。しかもさっそうとどこかに消えた。
他に見渡すかぎり人いないし…。
いや、誰もいなくはないんだけど、路上のイスに座って「考える人」みたいなポーズとってる国籍不明の東洋人(99%日本人っすね)だけ。
研究所は、まだ基礎工事してる段階で、全体像はまったくわかんなかった。
とりあえず夏は通勤に日傘が必須だという事態は察しました。

さて、せっかくなので他に行くとこないか、と見回すと、イケアを発見!
というわけで、初イケア。
さすがにここは人(ファミリー)でいっぱい。

もともと欲しいモノがあって行ったわけじゃないから、そんなに楽しくないちーん。
てか、広い。
入口入ったとたんにお兄さんが「お買い物は2階からでーす」と叫んでおり、みんな2階に送られる。
そして半強制的に順路を歩かされ、全てを見せられる。全て。
結構苦痛。
買わないっちゅーねん。
そして、併設されているレストランの異様に安い価格設定にびっくり。
特別価格とはいえ、ケーキと飲み物(しかものみ放題)セットで199円とは。
一体何で作っているのか?!
あとカレーも400円台だったし。
そしてここを通りすぎ、1階に移動させられて、やっと出口かと思いきやまだまだ続く商品の陳列。
だから、買わないっちゅーねん!!

やっとイケアを脱出。
帰りは、無料のシャトルバスにまんまと乗り込み、電車賃を浮かすことに成功。(何も買ってないくせにさ!)
三宮からおうちに帰りましたとさ。

今日はいっぱい歩いた~。
もう後半は足が痛くて
やっぱり女性向けの靴は歩くのに適してないね。

ところで時々見かけるこれ↓(ノボリの旗を立てる土台ね)


私にはどうしてもニンニクに見えるんですけど、これって一般論ですか?

Visual Deception だまし絵

2009年09月13日 19時28分40秒 | Exhibitions
わが目を疑え。

一仕事終わったし、今日はお天気もよかったので、遠出してきました。
電車に揺られて神戸へ。
目的地は兵庫県立美術館です。
ここでは、以前渋谷のBunkamuraで開催されていた「だまし絵展」を開催中なのです。
Bunkamuraの予告を見てからというもの、「あー行きたいな、、でもそのころ私は東京にいないし」と思って諦めていたわたくし…、神戸でやると知ってどれだけ嬉しかったことか(言い過ぎ)!

昔何かの印刷物で見かけたことのあるアルチンボルドの「ルドルフ2世」(上の写真)初来日なんだそうで。
朝一で行ったんだけど、けっこう混んでた
こどもも多かったなー。
大人もこどもも、普段美術に接しない人も、みんな楽しめそうな企画だもんね。
マグリットやダリ、エッシャーなど超有名どころも展示されていて、見応えは十分でした。

で、実は有名な絵らしいんだけど、私は初めて見たのがパトリック・ヒューズの「水の都」。
この絵は、スゴイです。。。
絵を見ながら移動すると、それに合わせて絵も動くのだ。
上手く説明できないけど。
あと、パウルス・ロイの「ルドルフ2世、マクシミリアン2世、フェルディナンド1世の三重肖像画」。
これは絵に細かい縦線が彫ってあって、その溝に絵を描くことで、右側から見た時と左側から見た時の絵が違う、という趣向。

「ルドルフ2世」は果物や野菜で人の顔が構成されていて、ちょっとファニーな感じですが、この隣に展示されている「水の寓意」は海の魚や軟体動物で構成されていて…生臭い感じ…。
これは自分の顔でやられたらいやですよ。
マンガの「ナウシカ」に出てくるムシ使いを思い出した。

あと、最後の方に展示されていた本城直季。
ヴィレッッジ・ヴァンガードで写真集をみたことがあるんだけど、この人の写真は面白いです。
本物を撮っているのに、撮り方と(たぶん)色調補正でわざとミニチュアっぽくみせているのです。
絶対ニセモノに見えるよ。

てなわけでなかなか満足だったのですが、図録を見る限り、展示スペースの関係?かなんかでこの会場では展示されていないものもあり…やっぱ東京か、くっ。と思った次第です。

これから行く人は、結構混むのでコンビニとか駅のサービスセンターあたりで前売り券を買っていった方がいいです。ちょっと安くなっているのでお得だし。
阪急王子公園駅から行く人は、JR灘駅から美術館に行く途中にあるローソンでもまだ前売り券扱ってましたよー。

*Information*
会場:兵庫県立美術館
会期:2009年8月26日(水)~11月3日(火・文化の日)
休館日:8月31日、9月7日、14日、24日、28日
開館時間:10:00~18:00(金・土は20:00まで)入場は閉館の30分前まで
主催:兵庫県立美術館、産経新聞、神戸新聞社
料金:一般1300円(前売1100円)、シルバー650円(前売550円)、大高生900円(前売700円)、小中生500円(前売300円)
公式HP:兵庫県立美術館