らぷんつぇる**

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『マルホランド・ドライブ』

2007年01月26日 19時54分18秒 | Movies
人がオススメする映画を見よう企画第2弾。
…人がオススメする映画=名作とは限らないことを踏まえて、企画名変更。
今回はおすすめされてなかったら多分借りてまで見ないだろう映画を鑑賞。
『マルホランド・ドライブ』、当然予備知識なしにて。

*あらすじ*
眼下にハリウッドを一望できるドライブウェイ、マルホランド・ドライブ。
深夜にマルホランド・ドライブで起こった車の衝突事故。
ただひとり助かった黒髪の女性は怪我を負いながらもなんとかハリウッドの街にたどり着く。
隙を見て留守宅に忍び込んだ彼女は、そこで住人の姪ベティに見つかってしまう。
そこは大女優ルースの家で、撮影で留守にする間女優志望のベティが使っていいことになっていたのだ。
記憶を失っていた彼女はとっさにリタと名乗り、ベティはおばの友人だと思いこむが、すぐにリタの嘘はばれてしまう。
リタの正体を明かす鍵は持っていたバッグだけ。
中には札束と青い鍵が入っていた。
ベティは同情と好奇心からリタの手助けを申し出るが…。


「わけわからない」映画だってコメントは見かけていたけど、ホントにわけわかんなかったぞ!!
見終わって「どうしよう…全然わからんかった」って悲しい思いをしたのは『ソードフィッシュ』に次いでこれが2度目。
キャッチコピーの「わたしのあたまはどうかしている」って、ほんとにどうかしてるよオイ!
リタとベティは何か因縁があるんだろうなーっていうのはかなり初めの方で考えたけど、つながりのない映像やら何を意味しているのかわからないシーンがありすぎて混乱!
もやもや~としてたらネットで解説を見つけてしまった。
種明かし(しかも一観客が書いたやつ)見るのはルール違反だろ~と思いつつもいっくり読んでしまった。
読み終わってすっきり。
そういうことか…。
そして何気にハリウッドの夢と現実を描いている映画だったのね。
それを理解するともう一度見たくなるし、結構見応えのある映画かな…と思う…けど万人向けではない。
そもそも全ての人に分かってもらおうとなんて作り手がちっとも考えてないのがありありとわかる。
この監督の映画は基本的にこうらしい。
ミステリー好きにはおすすめします。
そしてうっかり見て悶々としてしまった人は解毒剤の服用(要するに解読ページの参照)をおすすめします。


*データ*
監督:デヴィッド・リンチ
出演:ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング、アン・ミラー、ジャスティン・セロー
初公開年月:2002年2月
上映時間:146分
制作国:アメリカ
お世話になった解毒剤的完全解読サイト:マルホランド・ドライブ完全解読編