大井川の風

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商人の心 報徳二宮神社 受け継がれる報徳思想

2010-01-20 23:30:00 | あきんど入門
年も改まりました。今年も1ヵ月に1回のペースで「あきんど入門」をお届けしてまいりますので、よろしくお願いいたします。昨年後半は「受け継がれる報徳思想」として二宮尊徳の経済理論ともいうべき「報徳訓」をはじめとした報徳思想をお届けしてまいりましたが、今日はちょっとお休みして小田原に出かけます。

こちらは、戦国時代は北条氏、その後は大久保氏の居城だった小田原城。小田原駅から歩いて10分くらいの距離にあります。


その小田原城の一角に報徳二宮神社があります。


小田原市内で生まれた二宮尊徳は、苦労の末に生家の再興を果たし、地主として経営をしながら、小田原藩内の旗本へ奉公して財政立て直しを行い、その手腕を買われて遠隔地の知行所経営を行いました。


没後には、尊徳の報徳思想を受け継ぐ人々の手で、この小田原の地に報徳二宮神社が建てられました。


その報徳二宮神社でちょっと変わったものを発見しました。社務所で売られている金太郎飴ならぬ「きんじろう飴」(作っているのは浅草の金太郎飴本店です)。ご存知と思いますが二宮尊徳の子どもの頃の姿が、学校で見かけるあの金次郎像。苦労の日々を過ごした幼少時代の金次郎、「そんな苦労は苦労じゃない」と軽く流してしまうようなクールな味の飴でした。