12月18日(日)、徳島城公園に行きました。徳島城博物館で、「城下町の風景」という展覧会が行なわれています。貫名菘翁の作品がいくつか展示されていました。美馬儀一郎が所蔵していたものということです。貫名菘翁の作品は偽物が多いのですが、阿南の神原家は菘翁のパトロンだった家で、儀一郎はこの家で生まれ、松茂町の藍商人である三木與吉郎(号は雲城)の元で修業し、美馬家に養子に入って後に豪商・国会議員にまでなった人です。阿波銀行の頭取も務めています。そんなわけで美馬家の所蔵品に偽物はありません。なかなかよい作品展示でした。
徳島城公園には、木々がたくさん植えられていますが、タラヨウという珍しい木が何本か植えられています。美しい常緑樹です。
日本で、紙が一般化する前にこの葉に写経を行なっていました。ここにつまようじのようなもので字を書くと、黒く変色します。インドでは、ヤシのような植物の葉を使ったようです。下記サイトをご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%9D%E8%91%89
手紙にも関係があるので、徳島中央郵便局の前にも植えられています。