ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

祝賀会のタイトルを書く

2017年07月24日 | 日記

7月24日(月)、この曜日の3限目に行なわれている私の前期のオープンカレッジ(一般の地域住民のための公開講座)は、先週で既に終了したのですが、会員の一人である新井さんが、横断幕の書き方を教えてほしいということで、お一人だけを対象にした特別講座をしました。

高校時代のご友人が、このたび徳島県の重要な役職に就任されることになったので、来月にその祝賀会を実施するのですが、そのご友人に是非、心を込めたプレゼントをしたいということで、会の題字をご自分の筆で書くことにしたそうです。

このような横断幕を書くのは初めての経験ということなので、5㎝マスのロール模造紙を用意し、鉛筆で字割をしてから、半切で練習をし、最後に本紙に書き始めました。一文字ずつ一生懸命に書いていきます。最後にはご自分の印を押しました。練習から清書まで約1時間半で完成しました。

初めてにしては立派な作品になりました。新井さんが今後このような横断幕や看板を書かれる時は、ご自分の力だけでできると思います。

業者さんに頼めば、ゴシック体のきっちりしたものになるはずですが、はっきり言って面白みはありません。人が筆で書いたものは、不完全な部分や、整っていないところもあるでしょうが、パーティーの話題の一つになるでしょうし、何より、そのご友人はきっととても嬉しいはずです。

 書道作品が友情を示す手段の一つになることは、たいへんすばらしいことです。芸術の価値というのは、「心」が関係しているのだと思います。


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