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神内家での打合せ

2017年01月05日 | 日記

1月5日(木)、午後の研修が終わった後、香川県三木町に、出かけました。三木町の神内家で、出版の打ち合わせのためです。ここ3年ほど取り組んでいた『神内喬木文集』の解読が終って、今年春の出版に向けて準備しています。この日は東京の順天堂大学から医学史の泰斗である酒井シヅ先生がお見えになるということで、序文をお願いに行きました。酒井先生とは高松市で数回お会いしています。行く途中に、夕方、三木町の川のたもとで不思議な模様の屋根を見つけました。

目を凝らして見ると、たくさんのシラサギが屋根に留まっているのでした。屋根の漆喰のように見えたのはシラサギのフンでした。彼等は川のそばの木によくねぐらを作りますが、屋根をねぐらにするのは珍しいことです。住人がいない家なのかもしれません。これも酉年の景色の一つです。

年末に神内家に、今年度の教員展で作った作品をプレゼントしましたが、玄関先に飾って下さっていました。幕末のこの家の先祖で、地域に種痘を広めた医師の神内喬木(じんないきょうぼく)が還暦を迎えた時に、医師仲間の千野對屋(せんのたいおく)が贈った漢詩を元にそれをアレンジした創作作品です。この家に飾っておくべき掛け軸です。ちょうど、絵が飾ってあってよいコラボになっていました。

酒井先生と打合せをしたあと、神内國榮さん、親戚の岡さん夫婦、神内さんのご友人と記念撮影をしました。岡さんのご先祖は高松藩学講道館の国学教授の岡寛(おかひろし)です。また奥様は現在も書家で多くのお弟子さんを指導されています。数年前の私のゼミの卒業生も、この奥様の教え子でした。不思議な御縁です。

出版の準備は少しずつ進んでいます。

 

 


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