11月23日(金)、14:00~17:00、徳島市のアスティとくしまに、「世界の踊りフェスティバル」を観に行きました。国民文化祭の一環で行われたこの行事は、スペイン・ドイツ・韓国・日本の踊りの競演です。
この実行委員会からの依頼で、ステージモニターに表示する「踊」の書を5種類、学生に書いてもらいました。作品は半紙に書いたものをスキャナーで取り込んで、モニターに映し出します。最初・休憩・最後の3回映し出された隷書の「踊」は全体の統一テーマのような作品で、本学書道文化学科の3年生、末廣智也君の作品です。本人も一緒に写ってもらいました。会場は観客でいっぱいです。
途中は文字部分が白で、最後に映されたのは文字部分が黒でした。
右は、韓国の扇の舞です。徳島の13番札所大日寺の住職でもある金昴先さんが率いる韓国舞踊団の扇の舞です。とても美しかったです。
この踊りの紹介の場面で別な書風で書いた「踊」が数秒間映し出されました。これも他の学生に書いてもらいました。
最後に行われているのは地元徳島の阿波踊りです。書道文化学科学生で阿波踊りをしている学生もこの中に2名います。
この時にも異なる文字が映し出されています。これを書いているのは、また別な学生です。このほかに、スペインとドイツの発表時にも別な形態の書が映し出されました。実行委員会からは、それぞれの国の踊りのイメージを書で表現してほしいという、たいへん難しい注文を頂きました。学生はいろいろ考えて工夫して書いていました。
学生の書を、町に展示する活動を続けています。いろいろな形式に挑戦していますが、今回は、書作品そのものではなく、書作品をデータ・映像として活用する方式です。これだと、どんな巨大な文字も表現できますし、色も自由に変えられます。
このイベントのパンフレットにも4種類の形態の「踊」の書がグレーで印刷されて、とても良い効果をあげています。
ますます、書の活躍の場面が広がってきました。
さて、11月26日(月)、12:20~12:40 徳島県議会前ホールで、書道文化学科学生7名による書道パフォーマンスが行われます。この連休も学生たちは毎日練習しています。お楽しみに。