詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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危うい警察行政<本澤二郎の「日本の風景」(3222)

2019年01月23日 | 犯罪
危うい警察行政<本澤二郎の「日本の風景」(3222)

<清和会OBが千葉県公安委員会に怒りの申し立て>
 千葉県は得意な県である。筆者が「腐臭列島 房総半島の闇」(データハウス)を執筆したことから判明したことは、半島が首都圏の利権の巣となっている、そこに居座る三井財閥の存在、背後の三井と清和会の深い関係であった。千葉県も千葉県警も、利権の渦に呑み込まれていて、県民の利益は軽視されている、ということだった。
 千葉県人の一人として、永田町取材にのめり込んできたジャーナリストも、足ものと不甲斐ない正体に驚愕を覚えてしまった。

 いま徳洲会医療事故・業務上過失致死事件を追及する清和会OBの中原義正も、同じ思いではないだろうか。当たり前の対応をしない千葉県と千葉県警に対して、既に怒りの釘を、警察の最高機関の千葉県公安委員会に、鋭く刺し込んでいたことが分かった。こんな事案も珍しい。
<信じられない千葉県警の捜査手法>
 千葉県公安委員会の存在を忘れていた筆者であるが、警察のお目付け役は、間違いなく公安委員会である。中原は、まともな対応をしない千葉県警の実態を、自らペンを取って、公安委員会に直訴したのだ。昨年暮れである。

 彼は四街道徳洲会病院の医療事故に対して、電話一本で「捜査打ち切り通告」してきた千葉県警に「信じがたい捜査手法」と断罪した。

 申立人の肩書は、元内閣国務大臣秘書官・元福田赳夫総理大臣秘書・自民党本部情報局国際部主任。

 永田町と霞が関の中枢については、ジャーナリストのそれを優に勝る情報量の持ち主であることがわかろう。警察官僚の千葉県警本部長も形無しだ。
 政権党の情報局国際部という名称を、20年もの間、自民党平河倶楽部に所属してきた筆者も、初めて知るポストである。彼が、右や左や外国事情に詳しい理由も、これで分かった。しかも、記憶力がすごい。口からほとばしる激しい言動は、福田が「熱血漢」と呼んでいた理由を素直に理解できる。
 現役ではないが、古巣からの直球ボールに公安委員会も、いい加減に放置できないだろう。悲しいかな千葉県公安委員会のことを知らない筆者である。

 「申立人は、警察行政を熟知している。本事案で、被害者・遺族に対して、問答無用の捜査打ち切りは、常軌を逸したもので、到底承服できない」
 全くそうである。
<不祥事頻発し、捜査は劣化>
 「昨今の警察不祥事は信じられない」ほどである。
 証拠品の巨額現金が警察署内部から盗難に遭ったという事件を、中原はいつも口にしているが、当初は何のことか理解できなかった。想定できないことだから。
 銃の扱いもどうなっているのか。警察は国民のために奉仕する正義の行政をつかさどっている。国民の安心安全を提供する人たちであって、国民から尊敬を集める行政官であろう。
 現実には、持てるモノに味方する不正義の警察が際立つ昨今である。
 中原は、千葉県公安委員会に率直な指摘をして、千葉県警の覚醒を促している。

 筆者もまた、やくざに強姦・性奴隷の挙句、逃げ出そうとした途端、被害者が死んでも口にできない問題を「ばらしてやる」といって殺害した「木更津レイプ殺人事件」の犯人・やくざ浜名を極刑にすべく、決死の言論活動をしている身である。

 中原の怒りは、他人事ではない。
<病院と警察の癒着>
 病院と警察・検察は癒着している。中原はそこにメスを入れて「おかしい。許せない」と怒って公安委員会に釘を刺している。

 町田市のM子さんは、筆者とブログ読者だ。きっと中原行動に拍手を送っているに違いない。医療事故は、この日本に腐るほどある。反省・謝罪のない医療事故死は、山ほどある。
 大半が遺族の泣寝入りである。これは死者を冒涜する行為で、人間として許されざる行為であろう。
 既に中原は、義弟の医療事故死を経験させられている。「平成15年、兵庫県で発生した医療事故で、警察と病院の癒着を目撃してきている。もう沈黙は許されない」とも打ち明ける。

 「警察の捜査は劣化している。警察不信は募る一方だ」と中原が言う場合、それは拉致問題やオウム真理教事件をも指している。
<被害者の悲しみを理解しない傲慢な捜査打ち切り>
 彼は、今回の事案で、被害者の苦悩を理解しない傲慢な捜査に怒り狂っている。
 筆者は、次男の医療事故を不起訴にした東京地検の松本朗を、その都度、思い出す。悪しき検事や悪しき警察官がはびこる背景には、沈黙・泣き寝入りする被害者のすそ野が存在するからだ。
<沈黙は犯罪!声を上げろ!>
 昨年のノーベル平和賞の受賞者は「声を上げよう」と人類に呼びかけていた。先日のアメリカでは、#Mee Too運動の引き金を引いた女優が「声を上げて」と叫んでいた。
 泣き寝入りは犯罪、沈黙は犯罪である。「中原に続け」である。町田市のM子さんにも呼びかけたい。行動を起こすことが正義なのだ、と。四街道市の及川夫妻はどうしているか。
 今沈黙すると、ファシズムが襲い掛かろうとしている日本なのだ。
2019年1月22日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 追記  このところ、筆者が利用しているライブドアのブログの調子が悪い。やり方が変わったらしい。ブログに掲載したはずが、掲載されていないことが、東京とのメールのやり取りで判明した。大事な記事が載っていないことが判明した。素人はライブドアを使わないことだが、北京ではどうしようもない。不掲載記事を再録させてもらったことを、読者にお詫びしたい。


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