詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

バラード (推敲形)

2009年01月16日 | 政治
市営グランドの柵を乗り越えたら
そこは満天の星々
ぼくだけの舞台に
またひとつ流れ星が堕ちてゆく
なにひとつ
歌の聞こえてこない市営グランド

寝そべって見上げれば
空も 
地球も
人間も
すべての生き物も
蒼穹の夢の欠片のような輝き

円形競技場みたいな市営グランドを
そっと素足で歩いてみたよ
まるで
人類が死に絶えたあとの渚を歩くみたいに

人々の喚声など
もうとっくに遠い過去のこと
「頑張ってね~○○君!」という
グランド中に響き渡ったきみの絶叫も

花火が欲しかったので 
バーンと 
虚空に向かって叫ぶ

さよなら
いつも吹きすさぶ風の中で
方向を見失ってた20世紀よ
さよなら
いつだって
奴隷というより
家畜の生き方を選んでたぼくらよ


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