また無料映画サイトGyAOで、『2001年宇宙の旅』をやっていたので観たが・・『ブレードランナー』に匹敵する傑作だなと再確認した。以前は、どっちもビデオを持っていたのに、引越しでどこかへと・・
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@syouwaoyaji 犯人は元日本会議江東支部長!! 日本会議は狂気の集団という事だ!! 富岡八幡宮殺傷 第一通報者が聞いていた「異様すぎる言葉」 https://www.news-postseven.com/archives/20171209_636415.html …
2017年12月09日 国家神道を引きずる神社本庁<本澤二郎の「日本の風景」(2817)
戦前の日本の戦争体制を精神面で強要した国家神道が、戦後は「神社本庁」と改名したものの、実態は変わっていない。その強制力から耐えられず、本庁から離脱する神社が出てきているなど、異常事態も起きていることが、最近、報道されるようになった。宗教の冠をかぶっているため、外からはよく見えないが、宮司という最高位が利権の巣となっていることは間違いない。都内でも有名だという富岡八幡宮の宮司が殺害されるという事件が発生、知られざる一角が表面化、関係方面に衝撃を与えている。
12月7日に東京・江東区にある富岡八幡宮の宮司ら3人が殺害されるという驚愕事件が発生した。他方で、富岡八幡宮が神社本庁から離脱するとの報道も出ていた矢先である。
本庁と八幡宮の間での確執が存在していたこと、問題神社の宮司が殺害されたことから、この殺人事件は神社本庁を巻き込んだ、根っこの深い問題であることを、内外に突き付けている。軽視できない。
現在の安倍内閣は、この神社本庁と創価学会の宗教連合軍が樹立した政権でもあるため、官邸の対応も注目される。警察の捜査にも縛りがかかる危うい事案である。
野党の対応も注目される。
<祭礼口実に全国民に強制寄付>
戦前の日本では、神社が国家神道として猛威を振るった。家々には、神社信仰を徹底して、神棚を中央に祀らされた。一歩家を出ると、近くに神社が待ち構えていた。中央には、靖国・伊勢・出雲などの巨大神社群が控えていた。
国際社会では、この戦争神社が、日本人の精神を拘束する中で、侵略戦争が強行されたと分析されている。国家神道と教育勅語、大日本帝国憲法が、天皇制国家主義の核心だった。
小泉・安倍がそろって靖国参拝に熱中し、教育勅語を押し付け、そして平和憲法を破壊しようとするのは、ひとえに戦争の出来る軍国主義の日本に大改造するためとみられる。
現在の「国民総動員」体制は、神社が祭礼の口実でもって、自治会など任意の組織を悪用して、強制的に全住民から金を搾り取っている事実によって証明されている。明らかな法律違反である。
「テレビを持つとNHKと強制的に受信契約」と仰天するような判断をしたしたばかりの最高裁判決よろしく、日本国民は、任意の地域の団体に加わると、自治会その他の組織を通じて、必然的に神社の祭礼に寄付を強要されているのである
<自治会など任意団体に強制寄付求める異様な日本>
宗教に無知な国民を大動員して、正月3が日には、莫大な賽銭を集めることにも成功しているため、神社の集金力は相当な額に上っているが、真実は国民に見えないようにしている。
日本国憲法は政教分離を明文化して、公人の介入を禁じているが、保守系右翼議員は、票目当てに神社信仰に深入りしているのが実情である。
安倍内閣の暴政にもかかわらず、自民党が一定の支持を集める理由は、ここにあるのである。地域の有力者を神社の氏子・信者にすることで、それを可能にしている。これが知られざる神社本庁の正体なのだ。
<極右・日本会議の牙城>
戦後の一時期、靖国の国家護持に狂奔した神社本庁は、小泉内閣や安倍内閣の誕生によって、表の舞台で堂々と活躍している。日本会議がそれである。閣僚のほとんどが日本会議メンバーである。神社本庁と日本会議、そして安倍内閣は一体である。
これに従来まで平和と福祉を公言してきた公明党創価学会が、連合を組んでいるため、内外に敵なしの政治力を披瀝して久しい。
<改憲署名に突進>
数年前から神社は、参拝する国民に対して改憲署名を求めている。日本会議・神社本庁の指令を裏付けるものだ。
NHKはじめ新聞テレビが、率先して神社報道に力を入れているが、これも極右政権の意向を受けたもので、不気味ではある。戦争神社に向けた助走なのか。要注意である。 野党の覚醒が、強く求められる。
<東京・品川区の事例>
筆者は10年ほど東京・品川区の300世帯のマンションの理事などをしていて、周囲の自治会と接触を持ったのだが、自治会は近くの鹿島神社の祭礼という宗教行事に対して、自治会費を流用していた。住民の意思など問題にしない荒っぽい対応で、それはずっと継続していた。
それ以外にも、個々の住民から半強制的に寄付を集めていた。わがマンションにも寄付を強要してきたので、筆者が理事長をしていた時点では、これを拒絶した。
驚いたことは、創価学会員のマンション理事が、マンション住人の資金から神社に支出することに熱心だったことだ。創価学会の変身は本当かもしれない。極右化した創価学会である。
<歴史学者・井上清は原始宗教と喝破>
日本を代表する歴史学者・井上清は、著作で神社信仰を「原始宗教に毛の生えた程度のお祓い宗教」と喝破している。
それでもいったん、国家レベルで推進すると、まさに宗教としての魔力を発揮してしまう。懸命な個人の意思は、大きな流れに流されてしまう。原始宗教でも、権力の傘をかぶると、魔物に変身してしまうのだ。死の商人の手先になってしまう。
神棚と神社は、まさに戦前の国家神道そのものである。茹でガエルにならなければいいのだが。富岡八幡宮の宮司殺人事件を契機に、国家神道や神社の祭礼寄付、神社利権、日本会議の牙城、創価学会との連携について、関心を抱く好機になればいい。
2017年12月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員・武漢大学客員教授)
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