詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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民主党マニフェストを斜め読み

2009年07月29日 | 政治
従来の同党のマニフェストと違ってる唯一の点は、格差社会や貧困という文字が消え、格差社会や貧困をなくするという・・民主党と自公与党との一番の違いが無くなった点ではないかと思う。

その理由として考えられるのは、経団連との3年ぶりの政策協議が大きく影響してるのに違いない。
日本一優れた経済学者の違う見方はーhttp://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/

その他の点では、自公与党よりもはるかに素晴らしい内容だとは思う(同じバラマキでもより直接人々に渡る形への変更で購買力アップ)が・・でもどうも近い将来、国家高給官僚・大企業官僚悲願の消費税増税を目指す自公与党へと限りなく近づいてゆく気がしてならない。

他の野党は是非、この民主党の従来のマニフェストからの大変更(反貧困反格差社会や経団連との政策協議等)を選挙の争点にしてもらいたいなと思う。「一人区では政権交代のために勝てる野党候補へ、比例代表では自公・民主党にお灸をすえるために他の野党へ」と。

地方主権に関してはー
本格的な景気回復や雇用拡大のための失業対策事業(高速道路無料化しての物流費低減や、渋滞解消のための出入り口を倍増化)をやって、地方へと高速道路をすべて払い下げるべきだと思う。さらに将来は、ガソリン税等の暫定税率を地方が決めることができるようにすべきだ。高速道路料金に代わるもとのして、下記のような駐車場の年会費数万円のステッカーがなければ高速道路に入れないようにするのも一つ案だと思う。

出入り口倍増やその付近への注射場建設や「道の駅」等の再開発や、サービスエリアでの膨大な賃貸料は、地方復興を加速するはずだ。それくらいの事を何故、地方首長は考えたり、言ったりできないのかと思う。

さらにいっそのこと、県庁所在都市と県を分離してはどうかなとも思う。北海道だと札幌特別市とそれ以外の北海道州とを分離すべきだと思う。そうすれば、北海道州は札幌市以外に予算を使うことができるし、札幌も北海道に気兼ねなく行政を行える。行政の重複も防ぐことができる。
教育や社会福祉やセイフティネット以外の国の出先機関や○○法人はすべて全廃すべきで、その分の予算を地方へと振り向けるべきである。


北海道知事には、情熱一杯の松山千春氏や、夕張支援という実績のある田中義剛氏がいいのではと思う。実績のある鈴木宗男氏や田中康夫氏でもいい。そして北海道本来が持っている潜在力を生かす道を探るべきだと思う。

北海道での最大の問題点は、日本一の失業率と、ろくな政治家(あまりにも無能&冷血動物与党政治家が多すぎる)がいない点と、官僚支配がきつすぎる(公共事業に頼りすぎてきた)点と、人材不足の点ではないかと思う。

北海道の産業振興についてはー
最も効果があって、手っ取り早くて、国・地球への貢献も大きいのは、民主党の主張する「高速道路無料化」しての地方への払い下げと、何度も僕の日記に書いた「地域通貨」「国発行紙幣」ではないのかと思う。究極のバラマキだけど、従来のように途中で何処かへ消えてしまうのとは違う直接人々に渡り内需拡大に結びつく生きたお金の使い方だと思う。現在のデフレスパイラルを防ぐにはこれらの「老化してゆく通貨」(毎年貨幣価値を減少させて最後は貨幣価値ゼロに)しかないのではと思う。

さらに海道だけは、出入り口倍増の失業対策事業だけではなくて・・冬期の交通を考慮した高速道路の新たな改造が必要だ。それは、札幌近辺の車線を半分を利用しての融雪機能を完備したレールバス化(富山で成功したような形で一律300円程度で)と札幌からの高速バス網の整備だ。首都圏の山の手線のように、札幌を取り巻く環状的な高速道路に右回りと、左回りで走らせるようにする。

このレールバスは、出来るだけ在来駅の近くに駐車場&出入り口を作って、そこの年間駐車料金を年間数万円くらいに設定すれば、料金所・人件費のいらなくなった高速道路の修繕費用へと利用可能になるし、札幌市内の渋滞解消や温暖化防止にもなる。

なによりも全国でも最も失業率の高い北海道経済の救世主となり得え、半永久的に雇用を拡大するし、このレールバス化の試みは、将来の首都圏での渋滞解消にも、多くの貴重な参考例となることだろう。

人材の点でいうとー
北大は全国的に有名すぎて道産子が少ないので、道産子に入学資格を限定した総合公立大学が必要だと思う。貧困家庭からも入学可能にするために充実した寮と十分な奨学金を保障して、年齢等の差別も一切廃止して、入試も論文と面接だけにする。でも語学系や芸術系には実技が必要かも・・

従来の教育大学を、IT系総合大学(札幌分校)、環境系総合大学(釧路分校)、過去遺産&語学系総合大学(函館分校)、芸術系総合大学(岩見沢分校)、社会人文系総合大学(旭川)へと改編してはどうだろうか。教員養成大学は札幌に一校だけで十分だと思う。

そして、将来の北海道の先端産業研究開発・起業支援のための総合大学機能を併せ持つ本校的大学院大学・研究施設群を苫小牧に新設すべきではないかと思う。(工業団地化に失敗した膨大な造成地があるので)
ここにアジアで唯一の国際機関の国連大学分校を誘致して、アジア等の途上国からの学生を受け入れてはどうかと思う。

そのすぐ隣のアイヌ民族の伝統文化が受け継がれてきた西日高地方に、「アイヌ自治大学」をもまた早急に作るべきだ。沖縄人同様に、アイヌ民族もまた国際的に認められた先住民族であり、北海道と沖縄はもっと緊密に助け合うべきだし、世界中の先住民の文化研究・課題解決のためのあらゆる部門での人材育成と人類の過去遺産のための殿堂とすべきだと思う。

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