詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

嫌いな言葉 

2009年01月05日 | 政治
雑誌のライターをやってる友人から
初めて「国策捜査」という言葉を教えてもらった
ついでに予言的な言葉も
「将来君はホームレスをやってるかもな」とも言われた

「ホームレス」という言葉は大嫌いだ
まだ「放浪者」という言葉の方がいい
でもそれよりも
「路上生活者」という言葉の方が正確で
未来がどこからか漂ってくる

ぼくがまだ幼かった頃
ケルアックという米国のビート詩人の
「途上」という詩集を読んで以来
この題名の詩を何篇作ったろうか

この言葉からは いつだって
現在日本みたいな大恐慌時代のアメリカの
放浪歌手ウディ・ガスリーの映画や「怒りの葡萄」や
酔いどれ詩人ブコウスキーの
まだ若かりし頃の放浪生活が蘇る

あの頃とそっくりのこの国の現状
あの頃のルーズベルト大統領のように
なんとかしようとする政治家は
この国には誰ひとりいないのか
彼がやった事とは
バブルや投機でやりたい放題だった銀行の規制と
失業対策と環境保護を兼ねた公共事業や
社会福祉やセイフティネットの充実だった

まだ十代の頃
リュックサックに
テントと寝袋と
そんな文庫本とを詰め込んで
橋の下や小川のほとりで野宿しては
日本中を流離って歩いてた頃

野宿してる橋の下から家へと連れて行って
食事とスイカとを腹いっぱい食べさせてくれた能登の漁師や
仕事まで世話してくれた最果ての開拓農家を染めていた
原野の日没を思いだす

よっぽどの資産家以外は誰だって
明日どうなるかわからない人生の途上を生きている
膨大な僕らの税金で成立している
この国や役人・政治家の存在理由もまた
目先の利益しか眼中にない大企業による
人災というべき派遣切り等の解雇や
史上最悪の失業率や求人倍率や倒産
貸し渋りどころか
従来の融資も断る貸し渋りをなんとかすることだ

弱肉強食の市場原理と
目先の利益のためなんでもやる資産家や大企業のために
彼らの餌食となる大多数の敗者復活のために
税金を再分配することだ
そこにしか
膨大な借金を後の世代に残す国家と
膨大な税金を食む政治家・官僚の存在意味などはない

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