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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Farthest Shore 感想

2006-07-13 22:22:58 | ゲド戦記・Le Guin
*** ネタバレあります***
はいはい,1年半はかかりませんでしたよ。(笑) でもThe Da Vinci Codeより時間かかってしまいました。話の分かりやすかった2巻と比べて何がゴールなのか最後近くまでなかなか見えず,英語的にも表現が難しくて,進みにくかったのが影響したみたいです。

でも,話が終わってみると,とても爽やかですね。私はとても気に入りましたよ。Gedは力を失ってしまったわけですが,精力的に働き続けるのもいいけれど,今まで教えてもらった事,人の作った技術や人の力からは学べない事を学ぶのもいいものだ,という思いが伝わりましたよ。いや,死を否定する事は生を否定する事,というようなテーマもありましたが,第1回目の私にはそっちよりあっちが伝わりました。(笑) 人によっては,あるいは年齢や回数によっては,また違う物が伝わるのかもしれませんね。

ところで,ジブリ,ですが,読書の中でも何気に触れましたが,読めば読むほど,映画の予告編などからは遠ざかってしまいましたね。3巻は全く色気のない(笑)話のはずですけどね。それに,クライマックスの幾つかの章の話は,最近のジブリのテイストではないなあと思いますね。ナウシカやトトロの時代を期待してはいけなそうだし。。....という事で,何人かの皆様にもアドバイス頂きましたが,「別物」と覚悟した方がいいかもしれません。

私的にもう1つ気になるのは,某箒少年話との関係です。純粋なゲド戦記ファンの方ごめんなさい。(汗) 私は先にあっちを6巻まで読んでしまったものですから。。。しかし,ぶっちゃけ,7巻のお預けを喰らった状態でこの本を読むのは,あまりお勧めできません,って,おい! 読んでおいて何言うかって。。。でも,きっと,この2つの話は,お互い話の途中で比べながら読んではいけないもののように思えます。まして混同してはいけませんね。‥とは言っても,もう映画始まっちゃうし,どうしても避けて通れない方も大勢いると思います。まあしょうがない。乗り越えて下さい,と言うしかないかな。

大人になったTenarに会うのはもう1つ先の本までお預けになってしまいましたねえ。


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